1.寝る場所
猫は季節によって寝る場所が変わります。そのときの気温に応じて、快適にすごせるところで寝るのです。愛猫お気に入りのベッドも夏はひんやり素材、冬はもふもふあったか素材など季節によって変えてあげるとよいでしょう。
春は猫にとって少々苦手な季節のようです。食欲不振になったりストレスを感じてしまったり、体調に変化をきたす場合も。冬からの気温上昇が原因です。
ぐっすり眠れることは大切です。愛猫が熟睡できるような猫ベッドを用意してあげましょう。
2.食欲
食欲も季節によって変わります。夏はあまり食べなくなりますが、秋になると食欲が増すのです。筆者宅の猫たちも、夏が終わったとたんによく食べるようになります。
秋冬は体温を保つためにたくさん食べるのです。春が近づいてくると、だんだんと食欲が落ちてくるでしょう。「春バテ」になってしまう場合もありますので、そうなるとあまり食べなくなります。
多少なら問題はありませんが、3日以上何も食べないと病気になってしまう可能性があります。特に肥満の猫は要注意。もし愛猫があまりに何も口にしない場合は、動物病院を受診しましょう。
3.寝相
季節によって寝相も変わるのです。寒い冬は体温を逃さないため、丸くなって眠ります。もちろん暖房の効いた暖かい室内であれば、この通りではありません。逆に暑いと感じれば、でろ〜んと伸びて眠るかも。
春は気温が上がってきますので、完全な丸より少し伸びてくるでしょう。春バテになってしまうと、ずっと寝ているかもしれません。猫がしっかりとご飯を食べ、水を飲んでいるかチェックしておきましょう。
4.寝る時間
冬は猫の寝る時間が長くなります。「えっ、いつもあれだけ寝ているのに、更に寝るの?」と思った方、正解です!体力を消耗させないため、とにかく寝ます。
愛猫が寝ていたら充電中ですので、起こさないようにしてあげてください。春は気温が上がり冬よりも活動的になるでしょうが、それでもやはりよく寝ることに変わりありません。
5.飲水量が変わる
猫は元々それほどガブガブと水を飲む生き物ではないのですが、特に冬は飲水量が減ります。寒くて水飲み場まで行きたいと思わなかったり、冷たいために嫌がったり。
体内の水が不足すると、腎臓病になりやすくなります。実際、腎臓病にかかった猫の99%がドライフードや加工されたキャットフードを食べていたそうです。ドライフードは保存がきく上手軽に与えられて便利なのですが、水分が10%程度しか含まれていません。
冬になって飲水量が減ることで、体調を崩す場合も多いです。ウェットフードや味付けなしの鶏や魚スープを与えるとよいでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:にこ♀ / 4歳 / ミヌエット / 2.5kg
季節で変わる猫の行動、たくさんあります。睡眠や食欲など、日常的な部分がよく変わる傾向にあるようです。猫の健康にとっても大変重要なポイントですので、どの季節でも快適に過ごせるように環境を整えてあげましょう。