もしかして人の言葉が分かる?と感じる瞬間
猫と一緒に暮らしていると、ひょっとして人の言葉が分かるのかも!!と感じる瞬間がありませんか?
ここでは、猫と意思疎通が図れていると感じる場面を5つ紹介いたします。
1.返事をしてくれる
名前を呼ぶと「ニャッ」と返事を返してくれることがあります。
もちろん猫なので気まぐれですが、名前を覚えてくれていると思うと嬉しくなりますよね。
2.瞬きで意思表示をしてくれる
「ぽかぽか気持ちいいね」や「眠いの?」などと話しかけると、瞬きをしてくれることがありますよね。
まるで頷いてくれているような仕草から、会話が成り立っていると感じる瞬間です。
3.しっぽでお返事
「ただいま」と声をかけると、しっぽを振って返事をしてくれることがあります。
しつこく名前を呼んだ後もこのような反応が返ってくることがあるでしょう。
「はいはい、分かりましたから」と素っ気ない態度ではありますが、猫らしくて愛おしくなりますよね。
ちなみに、耳だけがこちらを向くパターンもあります。
4.「ご飯」と言うと飛んでくる
「ご飯」というワードが聞こえてくると、どこからともなく愛猫が飛んできませんか?
ある意味、名前を呼ばれたときよりも反応が良い気がしますよね。
後で紹介しますが、猫は単語程度であれば言葉を聞き分けることができるのです。
食いしん坊さんにとっては「ご飯」ほど嬉しい言葉はないでしょう。
食事系では、その他にも「おやつ」や「ちゅーる」というワードに反応することがあります。
5.「ニャー」にもバリエーションがある
本来、猫同士は言葉を発してコミュニケーションを取ることがありません。基本的にはボディランゲージで会話をしています。
ところが家猫の反応を見てみると、バリエーション豊富な「ニャー」がありますよね。これは、人間に向けたコミュニケーションになります。
人間は声を発して会話をすることから、より人間に伝わりやすい手段としてニャー語を身につけたのです。
中には「ごあ〜ん(ご飯)」や「にゃにゃよ〜(おはよう)」と上手にお喋りをする猫もいます。
舌の構造上、人間のように流暢には話せないものの、コミュニケーション能力の高さが伝わってきます。
猫は人間の言葉を理解している?
意思疎通が図れているような場面を紹介してきましたが、本能に言葉を理解しているのでしょうか?
もし理解しているとすれば、どのように覚えるのでしょうか。
単語程度であれば理解できる
先ほども紹介したように、猫は単語程度であれば理解することができます。
ご飯や名前のような身近なものから、可愛いという褒め言葉まで聞き分けることができるのです。
言葉を「音」として捉えている
猫には細かい音階を聞き分ける絶対音感があります。人間が発する言葉(単語)も1つの音として捉え、覚えています。
つまり、単語ごとに抑揚をパターン化することで覚えやすくなるということです。
猫に話しかける際は、一定の音を意識するようにしてみてください。
雰囲気を読んでいる
猫が言葉を理解するうえで意識しているのは、音だけではありません。雰囲気を読み取ることも意識しています。
例えば猫が体調を崩しているときに、「病院に行ったほうがいいわね」と話していると隠れてしまうことがあります。
これは心配していそうな雰囲気から、嫌な場所に連れて行かれると察知した結果の行動です。
人間が持つ雰囲気はにおいにも表れます。といっても人間には嗅ぎ分けることができないものです。
犬や猫は嗅覚が優れているので、繊細なにおいを分析することが可能なのです。
人と暮らす猫は自分を人間だと思うことも…
動物学者の今泉忠明さんによると、幼い頃から人と暮らしている猫は「自分を人間だと思っているところがある」のだそうです。
そのため、コミュニケーション方法も自ずと人間味を帯びたものになるのです。
まとめ
猫は言語を持たない動物ですが、人間と意思疎通を図ることができます。
知能的にも2~3歳、個体によってはもう少し高い知能を持っているため、学習能力やコミュニケーション能力が優れています。
猫は気まぐれなので素っ気ない態度を撮ることもありますが、人間に伝わりやすいコミュニケーションをしてくれているところが嬉しいですよね。
愛猫には、たくさんの褒め言葉をかけて愛を伝えてあげてくださいね。