猫キックとは?

クッションやぬいぐるみを抱えて、後ろ足でけりけりしている猫の姿を見たことがありませんか。
抱えた物に対して、両方の後ろ足で、連続してキックを繰り出します。
高いジャンプ力を備えていることからもわかるように、後ろ足の威力はなかなかのもの。強力なキックです。
猫をじゃらしているうちに、人間の腕や足にこの猫キックをお見舞いされてしまうこともあります。
がっちりと抱え込んだ腕や足に噛みつきながら蹴ることが多く、猫の爪や牙で怪我をしてしまうことも。そうならないよう気をつけたいですね。
1.遊んで欲しい

仰向けになってゴロゴロしている猫を触ろうとしたら、猫キックをされてしまった…そんな場合は、遊んで欲しいことが多いです。
蹴るという行為も、猫にとっては狩りを模した遊びになります。捕らえた獲物が暴れるのを抑えるための行動なのです。
遊びたいと思っている時なので、猫じゃらしなどで狩りの真似事をして遊んであげると、欲求が満たされるでしょう。
2.機嫌が悪い

撫でていたら突然猫キックをしてきた…それは、機嫌が悪いのかも知れません。
甘えたくて寄ってきても、気まぐれな猫のことです。気持ちよさそうに撫でられていたかと思うと「もうやめて」と不機嫌になることがあります。
急に怒られてしまうとびっくりしますが、しっぽを振ったり耳が寝るなどサインを出していることも多いので、それに気づいたらキックをされる前にやめた方がよさそうです。
お腹など、触られたくない部分を撫でられた時もキックをされてしまうことがあります。猫のご機嫌を伺いながら慎重に。
3.ストレス解消

猫キックをすることで、ストレスを発散している可能性もあります。
それなら思う存分キックさせてあげたいものですが、クッションやぬいぐるみをボロボロにされるのは困りますね。もちろん、人間の手足を貸してあげるのは危険です。
そんな時は「蹴りぐるみ」を与えてみてはいかがでしょうか。
蹴りぐるみは、猫がキックをすることを前提として作られたぬいぐるみです。魚の形など、猫が抱えて蹴りやすい形状をしています。
猫の習性に合ったおもちゃを与えて対処しましょう。
まとめ

猫が突然猫キックをしてきたら、びっくりして手足を引っ込めてしまうと思います。
しかし、爪を立てた前足と後ろ足で抱えられたままで蹴られている状態なので、急に手足を引くと大きな傷ができてしまう恐れがあります。
また、遊びで狩りの真似事をしているので、引いた手足に飛びかかってくることも。
猫にキックをされたら、落ち着いて激しいキックがやむのを待ってから猫を離した方がいいでしょう。
近くにおもちゃがあればおもちゃで気を引いたり、息を吹きかけるのも効果があるようですよ。