猫が『使いづらいトイレ』の特徴4つと改善策

猫が『使いづらいトイレ』の特徴4つと改善策

トイレは猫にとって、健康的な生活を送る上で非常に大切な生活家具です。猫に快適かつスムーズに排泄行為をしてもらうためには、使いづらい部分を無くす事が必要です。それでは、猫にとっての『使いづらいトイレ』の問題点や改善方法を考えてみましょう。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.猫の好みに合っていない

手をトイレにかけてする猫

「好きではないトイレ=使いづらいトイレ」と猫からは認定されてしまうでしょう。

トイレを使うのはあくまでも猫です。人間の都合でトイレの種類を決定してはいけません。

飼い主の好みが分かれる最初の選択肢は、固まる猫砂トイレにするか、システムトイレにするかです。

囲いである屋根の有無、足に触れる猫砂の粒の大きさ、匂いなどにも好みが分かれてきます。

無駄にはなってしまいますが、猫の好みを探るため様々なタイプを購入し、使い心地を試してもらうことをオススメします。

保護猫を引き取った場合には、引き取る前はどのようなトイレを使っていたか、前任保護者に聞いてみると失敗が少ないでしょう。

2.サイズが身体に合っていない

大きい猫と小さなトイレ

猫の身体に対してトイレが小さすぎると、猫は大変に使いづらいです。

猫は排泄後にトイレの砂を掻きます。そしてオシッコやウンチで手や足が汚れないようにトイレの中で向きを変えます。

そのためには、トイレの中で猫がスムーズに体の向きを変えられる大きさのトイレを選んであげましょう。

子猫の時には小さめなものを用意し、成長が落ち着く成猫時には大きめに交換するようにしてくださいね。

3.入るまでに段差がある

段差のある入り口の小さなトイレと猫

トイレの入り口に高さがありすぎると、猫が使いづらいです。

特に子猫や高齢の猫には段差があると、排泄をしたくなっても間に合わず、粗相をしやすいです。

猫が中に入りやすい高さのトイレにしたり、出入り口前にはスロープをつけるなど対策をしてあげましょう。

足腰が弱っている場合は、段差を無くしてフラットな場所にトイレシートを敷いてくださいね。

4.設置場所が嫌い!

トイレの前でこちらを見る猫

猫は落ち着いてトイレができないと、使いづらいと思ってしまいます。

トイレの場所が寒かったり、騒々しい場所の近くだと行く気が失せてしまいます。

ウンチやオシッコをしたくなった時に、すぐにトイレに行けるような暖かで静かな場所に設置してあげる事が大切です。

まとめ

トイレットペーパーと子猫

猫が『使いづらいトイレ』の特徴4つと改善策についてお伝えいたしました。

猫がトイレを使いにくいと思ってしまうと、健康的な生活を送る事が難しくなります。

必ず猫から喜んでもらえるようなトイレを設置し、気持ちよくウンチやオシッコをしてもらえるようにしましょう!

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