猫はなぜじっと見つめるの?

猫は狩りをする肉食動物です。狩りをする時は、獲物をじっと見つめて飛びかかるタイミングを見計らいます。
室内で飼われていても、猫には狩猟本能があるため、獲物をじっと見つめるという行動をするのです。
猫が何かを見つめていたら、猫の習性から獲物に似たものを狙っているのですね。
ただ、猫は何もない空間を見つめていることもあります。人間の目では何も見えないので、ちょっと不思議な気もしますね。
1.光を見つめている

猫の視線の先には何もない…でも、猫は何かを一心に見つめている。そんなことが時々起こります。
「猫の飼い主あるある」かもしれませんね。人間には何もないように見えるので、おばけでもいるのかと怖くなってしまうことも。
でも、もしかしたら猫は、人間には見えない光を見ているのかもしれません。
正確にはそれは「紫外線」です。
人間は紫外線を見ることはできませんが、猫は見ることができると言われています。その光を見ていると考えられるのです。
2.外の動くものを見つめている

窓の向こうには猫の興味を引くものがたくさんあります。
人間には見慣れた何気ない風景も、猫は好奇心いっぱいにドキドキわくわくしているのかもしれません。
優秀なハンターである猫は、動体視力に優れています。
離れた場所にいても、動いていれば小さな虫でも見つけることができるのです。
狩りをする際に、この能力が大いに役立っていると言えるでしょう。そのため、猫は動くものに反応します。
窓の外をじっと見つめている時は、人間にはわからなくても、小鳥や虫などが動いているのを見ているのかもしれません。
風で木が揺れたり、葉っぱが落ちる様子を見ていることもあります。
狩猟本能が刺激され、実際に外に出なくても、窓の外を見ているだけでストレス解消になるようですよ。
3.音がするので見ている

猫は紫外線が見えたり、わずかな光があれば暗闇でも見ることができます。
しかし視力は人間の10分の1ほどしかなく、遠くは見えないと言われています。
そのかわり聴覚が優れているので、音で判断している部分もあるのです。
猫が何もない壁や天井ををじっと見つめていたら、その先に昆虫や小動物などが音をたてている可能性があります。
人間には聞こえないので、猫が何の音を聞いているのか、ちょっと気になりますね。
まとめ

人間には見えないものを見たり聞いたりしている猫。猫がじっと何かを見つめるのには、人間にはわからないものがそこにあるからなのですね。
猫が見ている世界がどんなものか、見てみたいものです。