猫に『人間の薬』は絶対NG!危険な市販薬と成分4つ

猫に『人間の薬』は絶対NG!危険な市販薬と成分4つ

猫の体調が悪いとき、人間の薬を与えてしまうとそれが原因で猫の命が危険な状態になってしまう場合があります。人間の薬の中には少量でも猫の命を落としてしまうものもあるのです。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.アセトアミノフェン

カプセルを見る猫

アセトアミノフェンは、解熱鎮痛薬や風邪薬に含まれている成分です。

解熱鎮痛薬の中でも特にアセトアミノフェンは猫にとって毒性が強い成分です。肝臓で代謝ができないため中毒を起こします。

よだれをたらす、嘔吐、皮膚や粘膜が青紫色になる、赤血球が破壊される、肝臓の壊死などが起こります。アセトアミノフェンを含んだ錠剤1錠で死にいたることもあります。

猫が摂取すると体内にすばやく吸収されてしまうため、猫がアセトアミノフェンを含んだ薬を飲んでしまった場合はすぐに動物病院に連絡をしてください。

2.イブプロフェン

薬のシートを見る猫

イブプロフェンは、解熱鎮痛薬や風邪薬に含まれている成分です。

猫が摂取すると消化管に潰瘍を引き起こしたり、腎不全を起こしたりします。

3.ロキソプロフェン

錠剤に顔を近づける猫

ロキソプロフェンは、解熱鎮痛薬に含まれている成分です。

人間では副作用が少ない薬ですが、猫が飲んでしまうと腎不全を起こしてしまう危険があります。

飲み薬以外にも、ロキソプロフェンを含んだ湿布薬や塗り薬も市販されているので注意が必要です。

4.αリポ酸

瓶に入ったサプリメント

αリポ酸は抗酸化作用を持つ成分で、美容サプリメントなどに含まれています。

猫の場合、少量でも摂取すると元気がなくなる、食欲がなくなる、嘔吐、意識がなくなる、痙攣などの症状があらわれ、ひどい低血糖となったり肝不全を起こしたりして、多臓器不全になるケースがあります。

αリポ酸を含んだサプリメントを1粒で命を落としてしまうほど猫には毒性が高いことが特徴です。

摂取して症状があらわれるまでの時間が短いため、すぐに動物病院に連絡をする必要があります。

摂取してから1時間以内であれば吐かせたり胃洗浄をしたりして体に吸収されないようにすることができます。

しかし、体に吸収されてしまうと有効な治療法がありません。

猫が好きなにおいや味がするため、αリポ酸が袋に入っていても噛みちぎって食べようとする猫がいます。

猫が絶対に触れられないように保管する必要があります。

また、αリポ酸だけのサプリや、他の複数の成分とαリポ酸が混ざっているサプリがあるので注意しましょう。

まとめ

錠剤と猫の絵

猫には、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの解熱鎮痛薬や、サプリメントに含まれていることがあるαリポ酸は絶対に与えてはいけません。

猫が風邪のような症状があるからといって与えたり、猫の体重に合わせて減らして与えたりしても、人間と違って猫がそれらの成分を代謝できないため中毒を起こしてしまいます。

少量でも危険な成分もあります。猫の体調が悪いときは必ず動物病院を受診しましょう。

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