猫が疲れてしまう『飼い主のやり過ぎなお世話』5選

猫が疲れてしまう『飼い主のやり過ぎなお世話』5選

愛猫のために一生懸命やっているお世話の中には、残念ながら少々やり過ぎなものがあります。今回は、改めたほうが良い過保護すぎるお世話を紹介いたします。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

ちょっとやりすぎ…過剰なお世話5選

不機嫌そうな猫

人と暮らす猫にとって、飼い主さんのお世話は欠かせません。

しかし中には、少々やり過ぎなお世話があります。

ここでは、猫の疲労を招く過剰なお世話を5つ紹介いたします。あなたは大丈夫ですか?

1.トイレに行く度にお尻を拭く

人間がトイレットペーパーを使うような感覚で、毎回愛猫のお尻を拭いていませんか?

猫は自分でお尻を舐めて綺麗にすることができます。

逆にトイレに行く度にお尻を拭かれると思うと、トイレに行くこと自体が嫌いになってしまう可能性があります。

被毛に便が付着している場合を除き、過度に拭き取る行為は控えましょう。

長毛種の猫は、お尻が汚れやすいという悩みが出てくるかもしれません。

そのようなケースでは、便が付きやすいお尻周辺の毛を短くすることをおすすめします。

2.部屋を暑くする

猫は寒さに弱いというイメージが強いでしょう。

個体差はありますが、実際には人間が心地よく過ごせる室温で大丈夫なのです。

特に長毛種や肥満の猫の場合、室温が高すぎると、冬場でも熱中症のような体調不良を起こす恐れがあります。こたつの中などは特に注意が必要です。

暖かい場所と涼しい場所を作り、猫自身で調節してもらうようにすると良いでしょう。

夏場はその逆を実行します。季節にあった寝具を用意して、必要に応じて使ってもらうようにすることもおすすめです。

3.暇そうだからと構いすぎる

猫は1日の半分以上を寝て過ごします。イベントが少なくて暇そうだからと構いすぎるのは良くありません。

猫にとってお昼寝は大切な業務の1つです。明るい時間帯は体力を温存し、薄暗い時間帯に活動するためです。

また、寝ている時間以外は、グルーミングにもかなりの時間を費やします。

これは本能に基づく行動で、決して暇を持て余しているのではありません。

眠りを妨げる行動や、望まないタイミングで構うことが続いてしまうとストレスになります。

4.食事やトイレを間近で観察する

愛猫の健康状態が気になるからと、食事やトイレの様子を間近で観察していませんか?

甘えっ子な猫はむしろ見ていてほしいと望むかもしれませんが、付かず離れずの距離感を大切にしている猫の場合は苦痛になります。

様子を見てあげること自体は大切なお世話なので、少し離れた位置からそっと観察したり、見守りカメラを活用するように心がけましょう。

5.毎日耳掃除をする

人の場合もそうなのですが、毎日過剰に耳掃除をする行為は耳の中を傷つける原因になります。特に綿棒を使った耳掃除は危険です。

毎日さり気なく耳をチェックして、汚れが出ている時のみ掃除をするようにしてください。

最も簡単な方法は、湿らせたコットンで拭き取ることです。

大袈裟すぎる程度にやってほしいお世話

水を飲む猫

先ほどとは逆に、少し大袈裟すぎるほどやってほしいお世話もあります。

トイレ掃除

猫はにおいを気にする動物です。トイレは特ににおいが残る場所なので、こまめに掃除をしてあげましょう。

極端にいえば、使ったことが分かった時点で掃除してしまっても良いのです。少なくとも1日に3回は排泄物の有無をチェックし、汚れていたら取り除きましょう。

お留守番が長いご家庭では、砂を多く入れたり、トイレの個数を増やしてあげると良いでしょう。

逆に、寝床などは掃除のしすぎでにおいが変わってしまうと、ストレスを覚える場合もありますので注意してください。

新鮮な飲み水を用意する

猫は飲み水に対するこだわりが強く、気に入らないと飲まなくなってしまいます。

元々砂漠で生きてきた動物なので、水を飲まないことには慣れています。

逆にその習慣が、腎臓病や尿路結石などになりやすい要因になります。いつでも新鮮な水が飲めるように配慮しましょう。

循環式のウォーターサーバーを使用する際は、フィルターの期限を守り、本体も清潔にするように心がけてください。

まとめ

戸惑う猫

猫はデリケートな動物なので、お世話を怠ってもやりすぎても良くありません。

中でも今回は、猫が疲れてしまう過度なお世話について紹介させていただきました。

自分でできることは見守り、距離感も大切にしましょう。ただし、あくまでも一般的なケースです。

飼い主さんとの距離が近いほうが安心するようであれば、可能な範囲で食事やトイレに付き合ってあげても大丈夫です。

寒さ対策も、猫種によっては室温を上げたほうが良い場合があります。

愛猫の性格や猫種による特徴を見ながら、愛猫に合ったお世話をしてあげてください。

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