来客時に猫が身を隠すのは何故?
猫によって差はありますが、来客が苦手な猫はたくさんいます。
何故、来客に対して猫は隠れてしまうのか、その理由は来客の特徴や猫の性格などによって異なるようです。
そこで、まずは来客時に猫が身を隠すワケについて、よくある例をいくつか紹介しながら解説してまいります。
1.知らない人がいきなり来て怖いから
飼い主さんにとってはよく知っている信頼できる人の訪問かもしれません。
しかし、猫からしてみたらそのような情報は一切持っていないため「いきなり知らない人が自分の縄張り(家)に上がり込んできた」と思ってしまうのです。
「知らない人から危害を加えられるかもしれない」「まずはどんな人なのか、隠れながら様子を伺ってみよう」といった思いから、とっさに身を隠す猫はたくさんいます。
2.猫が嫌がる匂いがしてきたから
猫には「苦手な匂い」がいくつかあります。
猫によって多少の好き嫌いは分かれますが、きつい香水や柔軟剤の匂い、柑橘系の匂い、酸っぱい匂い、ハッカ系の匂いなどはあまり好まない傾向にあるようです。
そのような匂いを身にまとった人が来客として来た場合、匂いに反応してとっさに警戒し、距離を保つために隠れることがあります。
3.大声や大きな物音を立てながら入ってきたから
大きな声や物音に嫌悪感を示す猫も多いです。
家に上がってきた時からずっと大声で話し続けていたり、重たい荷物などをたくさん家に持ち込んでバタバタと大きな物音を立てているような来客に対しては、警戒して隠れる猫が多い傾向にあります。
愛猫がよく知っている相手だったとしても、このような大きな声や音が原因で距離をとられてしまうこともあるのです。
来客前にこんな対策をとっておこう!
猫の性格にもよりますが、なかには来客が猫にとって大きなストレスとなってしまうケースもあります。
そのため、猫のストレスを少しでも緩和するためにも、来客があると事前に分かっている時は飼い主さんのほうで対策をとってあげるのがおすすめです。
あらかじめ猫が安心して隠れることができるスペースをたくさん用意しておいたり、お客さんと猫が対面しないように猫を隔離しておきます。
また、お客さんに対して事前に「猫がいるので、匂いや音に注意してもらえると助かる」というお願いをしておく…などの対策をとるだけでも、猫の精神的な負担は大きく変わってくるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
見知らぬ人や嫌な特徴を持っている人の来客は、猫にとって大きなストレスになることもあります。
そのため、猫にとって来客が負担にならないように、できるだけ配慮してあげるのが好ましいといえるでしょう。