猫は言葉を理解しているの?
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名前を呼ぶとかわいく返事をしてくれたり、「ごはんだよ」と呼ぶとどこにいても走ってきたり…。猫はまるで人間の言葉がわかっているかのようです。
実際猫は、短く聞き取りやすい言葉ならいくつも覚えることができるといわれています。
それは言葉そのものの意味を理解しているというよりは、言葉の音を覚えるのだそうです。
どうやら自分の名前と他の名詞の言葉との区別はできているそうですよ。
ただし、自分と関係のない言葉はすぐに忘れてしまうようです。
猫が好きな言葉

- 自分の名前
- 「ごはん」「おやつ」など良いことがある言葉
- 「大好き」「いい子」など愛情表現や褒め言葉
猫が覚えやすい言葉は、まず自分の名前ではないでしょうか。名前なら、いつも呼ばれているので、自然に覚えやすいようです。
また「ごはん」や「おやつ」など、良いことがある言葉も、すぐに覚えます。
猫が喜んで応じてくれるこれらの言葉は、すなわち「猫が好きな言葉」なのではないでしょうか。
「大好き」や「いい子」なども、飼い主の愛情表現や褒められる時に使われる言葉なので、猫も嬉しそうにしていることが多いですね。
猫が嫌いな言葉
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- 「コラ!」「ダメ!」など叱られる時の言葉
- 「爪切り」「シャンプー」「歯磨き」などケアの言葉
- 「病院」
猫を叱る時の「コラ!」や「ダメ!」という言葉。とっさに大きな声を出してしまうことが多いですね。
しかし、猫は大きな声が苦手。そのため、言葉の意味と飼い主の声の大きさやニュアンスで、嫌な言葉だと覚えてしまうようです。
「爪切り」「シャンプー」「歯磨き」などは猫のケアを行う時の言葉ですが、ケアが嫌いな猫は多いです。
好きな言葉と反対に、それを言われると嫌なことがあると覚えているので、これらの言葉は嫌いになってしまいます。
「病院」も同じ嫌なこととセットの言葉です。「病院行くよ」と言うと、逃げたり隠れてしまう猫も多いですね。
猫は言葉を総合的に判断している
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猫は言葉そのものというより、その言葉が聞こえた時に何があるか、ということを覚えているようです。
また、言葉を発する飼い主の声のトーンやニュアンスなども含めて判断するため、他の人が同じ言葉を言っても反応が違う場合もあります。
愛情を伝える時は、優しく撫でながら「大好き」と言ったり「いい子ね」と言ったりすると思います。
その言葉を言う時に飼い主が優しくしてくれるので、良い感情を持つのでしょう。
反対に、叱られた時は、飼い主の怒った表情や雰囲気とセットになっていますね。
名前が好きなのは、猫の名前を呼ぶ時は、自然と穏やかな感情になっているからかもしれません。
猫の名前を呼びながら怒ってばかりいると、猫が自分の名前を嫌いになってしまうかも。
まとめ
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今日のねこちゃんより:ポンちゃん♀ / 5歳 / サビ猫 / 4kg
猫は、飼い主の言う言葉の意味を、猫なりに理解しています。
嫌な思いをさせてしまうこともあるため、嫌いな言葉も覚えてしまいますが、好きな言葉をたくさん増やしてあげたいですね。
(話しかけてもどうせわからないから…)などと思わずに、猫が覚えやすいシンプルな言葉と優しい態度で、愛情を伝えてあげて下さい。
愛猫に気持ちを伝えられるなんて、とても嬉しいことなのですから♪