猫に『コラーゲン』は必要?ご飯で不足を補う方法3選

猫に『コラーゲン』は必要?ご飯で不足を補う方法3選

コラーゲンにはどのような働きがあるのでしょうか。今回はコラーゲンがもたらす効果と、猫が摂取する場合の方法や注意点について解説いたします。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

コラーゲンとは?

膝関節

そもそもコラーゲンとは何なのでしょうか。

本編に入る前に、まずは簡単にコラーゲンについて説明させていただきます。

タンパク質の1種

コラーゲンはタンパク質の仲間になります。体を構成するタンパク質の約30%を占め、骨や軟骨、靭帯、血管、角膜などの組織を構成しています。

さらに、健康的な皮膚の形成にも欠かせません。

組織や細胞を結びつける役割を持つ

コラーゲンは維持状の構造を持ったタンパク質であり、体を構成する組織や細胞を結びつける役割を持っています。

体を形成し、正常に機能させるためには欠かせない存在です。

加齢に伴って減少する

コラーゲンの量は加齢に伴って減少します。要因としては、体内でコラーゲンを作り出す力が衰えてしまうからです。

それに加え、分解されて体内に吸収されてしまう分があるので、維持することが厳しくなってくるのです。

コラーゲンが減少すると、皮膚のたるみやシワが目立つ・関節炎や骨粗鬆症を引き起こす・眼精疲労や老眼になるなどの変化が生じます。

多く摂取すれば補えるものではない

不足したものはサプリメントで補えば良いのでは?と思われがちですが、そう簡単なものではありません。

まず、正常にコラーゲンを作り出すには鉄分が必要不可欠になります。

さらにアミノ酸やビタミンCのサポートを得て、はじめて効率的に合成することができます。

コラーゲンというサプリメントを多く摂取しても、直接コラーゲンの量が増えるわけではないのです。大切なのはバランスの良い食事を心がけることです。

コラーゲンを補う意味は?

では、外から補う行為は無意味なのでしょうか。それが、そうでもないのです。

摂取したコラーゲンが直接コラーゲンとして働けるわけではありませんが、分解される過程でコラーゲンペプチドという成分が誕生します。

このコラーゲンペプチドにはコラーゲンの量を増やす働きがあることが期待されています。

つまり、規則正しい食生活と適度なコラーゲン摂取により、コラーゲンが補える可能性があります。

猫にもコラーゲンは必要!?

ジャンプする猫

猫が健康的に生きるためにも、コラーゲンの存在は必須です。やはり、骨の形成や目の健康維持の役割を担っています。

人間と同様に、加齢に伴ってコラーゲン量は減少します。

シニア猫と暮らす方は、コラーゲンを補うことも意識してみると良いでしょう。

効果的に摂る方法は?

コラーゲンパウダーと猫

効果的にコラーゲンを摂取できる方法を3つ紹介いたします。

1.いつものフードにふりかける

食事の変更はせず、いつものフードにふりかけるタイプであれば抵抗なく摂取できるでしょう。

人間も飲み物に混ぜるタイプのものがありますが、猫が摂取できるのはあくまでも猫用に限ります。

2.コラーゲン入りのフードに切り替える

フードの切り替えがストレスなくできる猫の場合は、コラーゲン入のものを食べさせても良いでしょう。

ドライタイプが問題なく食べられる年齢であれば、ドライタイプがおすすめです。

介護食を必要とする猫の場合は、ペースト状になったものもがあります。

愛猫の年齢や食べやすさによって、最適なものを選んであげてください。

3.コラーゲン入りのおやつを食べさせる

猫用おやつの中にも、コラーゲン入りのものがあります。

ご褒美に時々おやつを取り入れているご家庭では、おやつを変更してみても良いでしょう。

まとめ

鶏肉を見上げる猫

猫も人と同様に、若いうちは自分の体でコラーゲンを生成することができます。

自力で維持できる間は、敢えて摂取する必要はありません。年齢に合ったフードを選ぶようにしましょう。

個体差はありますが、概ね7歳頃を境にシニアへと移行していきます。

10歳を過ぎたあたりからは関節炎が出てくる可能性があるので、コラーゲンを補うことを検討してみると良いでしょう。

愛猫に持病がある場合は、必ず獣医さんに相談してから取り入れるようにしてください。

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