1.ストレス
猫が人間と同じようにうつ病になるかどうかはまだ明言はできません。ただ似たような症状が出る可能性があります。
繊細な生き物なので、環境変化などのストレスにより、人のうつ病のような症状をしめす場合はあるでしょう。
引っ越しや新入り猫の存在により、まるでうつ病になったかのような症状を示すことがあります。飼い主さんの猫に対する接し方や同居している動物との関係によっても、ストレスを感じるのです。
猫はストレスに弱く、過剰になると問題行動を起こしたり体調不良になったりする場合があります。なるべくストレスを感じないように環境を整えてあげましょう。
2.関心を示さなくなる
猫がうつ病状態になったとき、これまで関心のあったおもちゃやおやつなどに興味を示さなくなることがあります。
お気に入りおもちゃに関しては、成長して関心を示さなくなるのは普通ですが、成猫なのに突然遊ばなくなったときは注意してください。
何に対しても無気力となってしまう場合もあるようです。老猫は自然の流れとしてそのような傾向になることがありますが、まだそんなに年ではないのに寝てばかりいるようなら、うつ状態に陥っているのかもしれません。
愛猫の様子を注意してみておきましょう。もちろん病気の場合も十分に考えられるので気を付けましょう。
3.姿を見せない
物陰に隠れたり、暗い場所からなかなか出てこないなどして、姿を見せなくなる場合も要注意です。どうしてしまったのか心配になると思いますが、ムリやり引っ張り出すのはストレスになってしまいます。
動物病院の受診など、どうしても必要なとき以外は好きなようにさせておく方がよいでしょう。
ただ全く放置しておくのも問題です。かかりつけ医に相談するなどしてあげてください。猫が何かしらの原因でストレスを抱えている可能性があります。
最近変えたことはなかったか、愛猫が気にしやすいもの、事柄などがないかをチェックし、過ごしやすい環境を整えることが大切です。
4.攻撃的
うつ病状態により、攻撃的になる例もあります。
心配した飼い主さんや同居猫などに対し「こっちくるな!ホッといて」と攻撃しようとしてくるのです。ですからうかつに近づくのは避けた方がよいでしょう。
下手をするとケガを負ってしまう可能性があります。ですが猫が攻撃的になるのは、他の原因が隠れている可能性も十分にあります。
他にも、体に痛みがあったり病気だったりすると、やたら怒りっぽくなる場合があるのです。
まとめ
いつもは元気な愛猫の元気がなくなってしまったら、誰だって心配になると思います。うつ病状態は一つの可能性です。他にも、猫がそのようになる原因は考えられます。
純粋なうつ病状態なのか、それとも何か他の原因があるのかはかかりつけ医に相談し、解決していきましょう。