1.暑い、もしくは寒い
猫が暑い、もしくは寒いと感じているのかもしれません。暑い場合、体温が上がらないように極力動かなくなります。ヘソ天になり体の熱を逃している場面を見かけるでしょう。
寒いと省エネモードに入ります。そのため、睡眠時間が増えたり長時間日向ぼっこしていたりするのです。あまりに気温が高い、または低い場合は猫が快適にすごせるよう、室温調節をしてあげてください。
ちょうどよい気温だと感じれば、猫は通常通り活動するようになるでしょう。
2.ストレスがたまっている
ストレスがたまっているのが原因で、活動量が減るケースもあります。子猫や老猫ならば睡眠時間が長いのは普通ですが、そうでないのにいつも寝てばかりいる場合はストレスがあるのかもしれません。
初期の頃は何らかの形でストレスを感じていることを伝えているでしょうがそれが解消されないと次第に諦め、動かなくなるのです。飼い主さんが遊びに誘ったとしても、全くの無反応となります。
猫は大きな音や他の猫の存在などでストレスを感じやすいです。何か愛猫がイライラする原因がないかを考え、解消してあげましょう。
3.筋力の低下
老化や肥満、病気などで筋力が低下し、活動量が減る場合も。猫は7歳をすぎた頃から徐々に老化が進み、10歳をすぎる頃には立派な高齢猫になります。ただ老化には個体差があり、高齢なのに若い頃とあまり変わらない猫もいます。
ですが一般的には筋力は落ちていきますので、高いところにジャンプできなくなったり早く走れなくなったりするのです。愛猫の様子を見て、動きやすいよう段差を設けるなどしてあげるとよいでしょう。
肥満になると動くのが面倒になり、どんどん筋力が衰えていきます。たとえジャンプしようとしても思うように体が動かず、そして自分自身の体重で十分な高さが出ずに失敗してしまうこともあるでしょう。
そうなると、ジャンプすること自体を諦めてしまうかもしれません。それが更に肥満を促進させてしまうのです。愛猫が太らないよう、食事やおやつの量はしっかりと管理していきましょう。
病気の種類にもよりますが、病気から体調不良が起こると活動量が減ることから筋力が衰えることがあります。筋肉は使わないと衰えるものですが、鍛えなくてはと急に運動をさせようとするのはやめましょう。余計負担になってしまいます。
健康的な生活を送らせ、定期的な健診を受けるなどして、愛猫の健康を保ってあげてください。まとめ
愛猫の活動の様子は、体調を知るためのバロメーターとなります。毎日観察しておきましょう。季節などにより多少の活動量の増減はあるでしょうが、あまりに変化が激しい場合は何らかの異常があると考えられます。
飼い主さんしか愛猫の変化を知ることができませんので、しっかりとチェックしていきましょう!