『瞳孔が開いている猫』に絶対しちゃダメな行動5つ

『瞳孔が開いている猫』に絶対しちゃダメな行動5つ

猫の瞳孔は、光の加減もありますが精神状態によって大きく変化します。興奮しているとたくさんの血液が流れ込み瞳孔が開くようになっているのです。こういう状態のときの猫に絶対にやらない方がよいことをまとめました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

なでる

猫の目

猫の瞳孔が開いているということは、興奮しているときだと考えられます。

もちろん光の加減により丸くなっている場合もあるのですが、ここでは興奮しているときのことを解説していきましょう。

瞳孔が開くくらい興奮している猫をなだめようとして、なでるのはやめてください。普段ならまだしも、何かされると危機感を覚えて攻撃してくるかもしれません。

飼い主さんにそのつもりはなくても、よけいな恐怖を与えてしまう可能性もあります。

思わず「よしよし」したくなる気持ちはわかりますが、猫が落ち着くまでは遠くから見守ってあげてください。

近づく

こちらを見る猫

うかつに近づこうとすると危険な場合があります。たとえ慣れている飼い主さんであっても、興奮しているときはいつもの猫とはちょっと違います。

猫自身が危ないと感じれば、攻撃するのに躊躇はありません。自分の身を守るためなら、できる限りのことをします。

愛猫の瞳孔が開いて興奮ぎみだと感じたら、そっとしておくのがいいでしょう。

目をじっと見つめる

瞳孔が開いた猫

目を見つめるのは人同士ではポジティブなイメージがありますが、猫界では「やりますか?」と喧嘩を売っている意味になってしまいます。

そのため、瞳孔が開いた猫の目を見つめるのは大変危険な行為なのです。

もし目があってしまったらサッとそらすか、ゆっくりまばたきをして敵意がないと伝えてください。それだけでも興奮がおさまり、いつもの愛猫に戻ってくれるかもしれません。

大声を出す

じ〜

猫は大きな音が嫌いです。ちょっとした音でもビクッとなっているのに、瞳孔が開いているときに大きな音がしたらなおのこと興奮してしまうでしょう。

なるべく静かな環境にし、猫がストレスを感じないようにしてあげてください。それがお互いに幸せで健康的な暮らしをしていく重要ポイントです。

おさえつける

睨む猫

瞳孔が開いた猫をムリやり押さえつけるのも危険な行為です。

一時は押さえつけられてもすぐに抜け出してしまうでしょう。そうこうしているうち、押さえつけている飼い主さんの手を噛んだり引っ掻いたりする恐れがあります。

猫に本気で攻撃されたら、かなり重症になってしまう場合も…。

興奮している猫は気持ちが静まるまで待つのがベストです。

まとめ

瞳

愛猫が普段と違う様子だと心配になってしまいますが、下手に動いてよけい刺激するのは避けてください。

大抵は少し時間が経てば落ち着くでしょう。それまではそっと遠くから、見つめてあげてください。

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