1.置きえさを避ける
置きえさが完全にダメなわけではありません。ただ、いつでも好きなときに好きなだけご飯が食べられるとなると猫は、必要以上に運動をしなくなるのです。そのため、肥満を増長させてしまう可能性があります。
もちろんご飯の量をしっかりと管理すれば、食べすぎは防げるでしょう。愛猫が運動好きなのか、それともあまり動かない猫なのかによっても異なります。もし愛猫が置きえさによって肥満になってしまいそうな気質なら、時間で片付ける習慣にした方が無難でしょう。
2.体や頭を使わせながら食べさせる
ご飯をすぐに食べられるようにするのではなく、なんらかの障害を設けるという工夫もできます。たとえば、すぐに手の届く場所ではなく棚やキャットタワーの上にわざと置いてみましょう。猫は匂いを頼りに探しますから、それだけでも運動になります。
また飼い主さんがドライフードの粒を投げ、それを愛猫が追いかけるという方法も有効です。遠くに投げればそれだけ、運動になります。遊びの一環として行ってみてはいかがでしょう?
パズルフィーダーや転がすと中からフードが出てくるボールなどもオススメです。ご飯を食べるのに時間がかかりますので、早食い防止にもなります。
3.「狩り」を意識させる
猫は本来、狩りをして生きている動物です。獲物を見つけ追い、物陰に潜んで狙いを定めて捕獲します。飼い猫になるとそれがなくなりますので、平穏といえば平穏なのですが、刺激が少ない傾向にあるのです。
あまり動かずただただ食べて寝るだけの生活では、肥満になってしまっても無理はないでしょう。そこで飼い主さんなどが一緒に遊び、猫の狩猟本能を刺激してあげるのです。夢中になって遊んだあとにご飯を食べれば猫は「狩りが成功した!」と思い、満足感と共に美味しいご飯が味わえます。
遊びにはメリットがたくさん!肥満防止のための運動になるだけでなく、ストレスの緩和にもなるのでぜひ愛猫のために時間を作り、遊んであげてください。
4.定期的な体重測定
秋になって気温が下がると食欲が出てくるのは人も猫も同じです。冬に備えて脂肪を蓄えようとしているのでしょう。夏に落ちた体力を回復するために、ある程度は多めのフードを食べても問題はありません。
ですが必要以上に食べてしまうと肥満の原因となる場合がありますので、飼い主さんが注意してあげる必要があります。体重計を用意し、愛猫の体重を定期的に測ってあげてください。1年間通して体重の推移がわかれば、もし大きく外れた場合はすぐにわかるはずです。
もし体重が増えてきたと感じたときはフードの量を調整し、食べすぎないようにしてあげてください。
5.良質なフードを選ぶ
キャットフードにはたくさんの種類がありますが、なるべく質のよいフードを与えてあげましょう。満足度を高めるために栄養バランスよりもカロリー重視のものもあります。そのようなフードを与えていては、愛猫の肥満を助長してしまうでしょう。
質は大事ですが好みの問題もあります。いくら猫の体によいフードでも肝心の愛猫が食べてくれなければ本末転倒でしょう。栄養のバランスがとれていてかつ進んで食べてくれるキャットフードを見つけてあげてください。
まとめ
先日、夏が終わって涼しくなったとたんに愛猫の食欲が急に増したので少しびっくりしました。あまりに切り替えが早いので…。でも猫の生存本能がそうさせているのだろうな、と感じています。
言葉でコミュニケーションができない分、飼い主さんは色々と愛猫の肥満について気を遣わなければいけませんが、しっかりと管理していきましょう。