1.閉じ込めによる窒息
ビニール袋をパックで買うと必ず書いてある「かぶらないように。窒息の恐れがあります」の但し書き。これは人間の子供だけではなく、猫にも当てはまります。
家電などを買ったときの大きなビニールはもちろん、ゴミ袋やスーパーの買い物袋は身近であるからこそ気が抜けません。
また紙袋も、肩まで入って抜けなくなったり、口が折れ中に閉じ込められたりすれば窒息する可能性がありますので、こちらも注意が必要です。
2.切れ端の誤飲
結んだスーパーのビニール袋は猫の楽しいおもちゃの1つです。しかし千切れて飲み込めば腸閉塞の危険があります。
また古くなるとビニール・プラスチック類は劣化して簡単に千切れやすくなり、口に入りやすいので油断なりません。
一方、紙袋はもともと穴が開きやすく、猫にとってかじりどころ満載です。
さらに綿ひもの持ち手は、誤飲すると腸に引っかかる危険なもののひとつです。
パニックによる怪我
買いものチェックで袋に顔を突っ込んで、持ち手が引っかかりパニックに!若い猫の飼い主さんなら1度は経験があることでしょう。
落ち着いた猫なら静かに部屋をさまようだけですが、元気な猫はむやみに走り回ってぶつかったり壊したり。テーブルの上なら転落したりして怪我や事故につながります。
怖い事故を避けるには?
紙袋やビニール袋があるときは、
- すぐ片付け、出しっぱなしNG(特に外出時)
- 遊ばせるなら監視下で
などの対策で事故を防ぎます。
またおもちゃとして与えるなら、
- 持ち手を切る(引っかかり防止)
- ビニール袋はきっちり結ぶ(中に入らせない)
- 古くなる前に交換する(誤飲防止)
などを徹底しましょう。
まとめ
紙袋やビニール袋は若くて元気な子ほど大喜びしてくれます。ずっと遊ばせてあげたいと思う気持ちはどの飼い主さんでも同じでしょう。
しかし人間の使うものには落とし穴がいっぱいです。ちょっと油断した挙げ句、事故に繋がっては猫に謝っても謝りきれません。
大好きな袋類だからこそ安全に!飼い主さんは常に目を光らせておきましょう。