『脱走しやすい猫』の特徴5つ!飼い主が早めにすべき対策とは?

『脱走しやすい猫』の特徴5つ!飼い主が早めにすべき対策とは?

かわいい愛猫が脱走してしまったら、飼い主さんはどうすればよいのでしょうか?右往左往しても、残念ながら何も解決しません。愛猫が脱走する前に脱走しやすい猫の特徴と、しておくべき対策をチェックしておくのはいかがでしょうか?ぜひご参考ください。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

1.元野良猫

野良猫

元野良猫の場合、外の世界に慣れているのとナワバリがあるために、脱走しやすいでしょう。小さな頃から室内飼いの猫にとって、家の外はナワバリ外で未知なる世界です。そのため、出るのには勇気がいるでしょう。

元野良猫ならば外は元々いた場所なので、抵抗はありません。実家に帰るくらいの軽い気持ちで脱走してしまうでしょう。ですから、防止策が必要となります。

いくらなれた場所でも、外は猫にとって危険がいっぱいです。外出したまま帰ってこないなんてことも、ありえるでしょう。猫が脱走しそうなスキは作らないことです。

例えば飼い主さん帰宅時の玄関ドアのスキマや網戸だけの窓など、脱走のスキはたくさんあります。玄関に脱走防止策を設けたり、網戸ロックを設置しておくと、フイの脱走を防げるでしょう。

2.不妊手術をしていない

オス猫

不妊手術をしていないと、繁殖期に相手を探すために脱走しやすくなります。特にオス猫の衝動は強く、網戸を突き破って出て行ってしまうこともあるほどです。

鳴き声なども問題になりやすいので、繁殖をさせる予定がないのなら、手術を検討した方がよいでしょう。繁殖期のストレスを感じなくなり、猫自身も楽になるようです。

避妊手術を愛猫に受けさせるかどうかは飼い主さんの判断に任されます。かかりつけ医にリスクなどを確認し、決定するとよいでしょう。

3.多頭飼い

多頭飼い

多頭飼いの場合、同居猫との仲が悪いと脱走しやすくなるようです。家の中に不満があるため、外に出たくなってしまうのでしょう。

猫同士の相性は飼い主さんがどうにかできることではありませんが、焦らずに時間をかければ仲良くなっていくケースは多々あります。あまり気を揉まず、おおらかに捉えるとよいようです。

実は筆者宅の先住猫も、多頭飼いをした当初、家出しようとしたことがありました。少し一緒の空間で生活をさせるのが早かったのが原因です。

今では普通に仲良しなので、愛猫たちの様子を見つつ、会わせることをオススメします。

4.家の中が快適じゃない

不満顔の猫

家の中が猫にとって快適にすごせる環境ではないのかもしれません。大規模な模様替えや頻繁な来客などで落ち着かない可能性が。猫は環境の変化に敏感なため、注意してあげてください。

ストレスをためて体調不良を起こすことも考えられます。もし環境を変化させるなら少しずつ行ってあげるのが猫には優しいかもしれません。

5.好奇心旺盛

元気そうな猫

好奇心旺盛だと、脱走しやすいでしょう。未知なる外の世界に興味を持ち、どんな場所なのだか確かめたくなってしまうからです。

虎視眈々と、脱走のスキを狙っているかもしれません。宅配便が来たときなど、十分に注意してください。玄関ドアを開ける際は猫がいる部屋のドアを閉めておくと安全でしょう。

まとめ

走る猫

愛猫が脱走してしまったとき、その心配や危険ははかりしれません。いつ戻って来るのか、どこにいるのかなど気が気ではなくなってしまうでしょう。

そんな思いをしないように、しっかりと脱走防止策をほどこしておくと安心です。大切な愛猫の命を守ることにもつながります。

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