1.猫の平均寿命はどのくらい?
猫によって寿命はそれぞれ異なりますが、猫全体で見た時の平均寿命は約15.45歳(※『令和2年全国犬猫飼育実績調査』の発表を参照)という結果が出ています。
また、品種別に見た際、最も長生きしやすいのは混血種(雑種の猫など)で、平均寿命は約14.3歳と言われています。
混血種はさまざまな品種の猫の遺伝子を受け継いでいるため、特有の病気に弱い…といった偏りが出にくいため、長生きする傾向があるという説が唱えられているのです。
他にも、日本猫(平均寿命14.3歳)や、ペルシャ猫(平均寿命13.9歳)なども、比較的平均寿命が長い品種といえるでしょう。
2.愛猫に長生きしてもらうためのヒントを紹介!
もちろん「平均寿命が長い品種だから必ず長生きする」というわけではありませんし、平均寿命が短い品種の猫でも、健康的な生活や定期的な健康診断を心がけていれば長生きを目指すことも大いに可能です。
1.できるだけストレスのない環境を与える
飼い主さんにしては大したことないちょっとしたことが猫にとっては大きなストレスに繋がることもあります。そして溜まったストレスが原因で、体調を崩してしまうケースも多々あるのです。
逆に言うと、猫にとってできるだけストレスのない環境でお世話をしてあげることによって、ストレスによる体調不良を避けやすくなります。
「大きな音や声がしている」「猫にとって嫌なにおい(香水や柑橘系等)がしている」「不衛生な場所で過ごしている」といった環境は、猫にとってストレスに繋がりやすいので注意しましょう。
2.お水や健康的なごはんをきちんと摂取させてあげる
猫の先祖は砂漠などの乾燥地帯で過ごしていたため、摂取する水分量がある程度少なくても平気な傾向にあります。
しかし、だからといってあまりにも水分を摂取しないと、腎不全を代表とする腎疾患や膀胱炎、尿路結石などの病気に繋がりやすいため要注意です。
また、猫に与えるごはんの量や、ごはんの質もしっかりと管理をしてあげてください。
1日に猫が摂取するべき給餌量を与え、できるだけ人工添加物などが少ない健康的な食事を与えるのが好ましいです。
3.定期的に健康診断に行く
どんなに健康的な生活を心がけていて、猫に異変がなさそうに見えても、実は大きな病気が隠れていた…なんていうケースもあります。そのため、できるだけ動物病院で定期健診を受けるのが好ましいです。
素人が見ても全く分からない病気や、病気の原因になるような習慣も、定期健診を受けることにより早期発見できる可能性がぐっと上がります。
早めに対処することによって、大きな治療をしなくても完治できる病気もあるため、なるべく定期健診には行きましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ゆず♀ / 5歳 / キジトラ / 3.5kg
飼い主さんが愛猫のケアを正しく行い、病気に繋がるような原因をできるだけ避けながらお世話をしてあげれば、愛猫が長生きする可能性も高くなります。
愛猫が元気なうちから、しっかりと健康管理をしてあげるようにしましょう。