猫が入ると危険なスポット
猫は、室内飼育であれば安全に過ごせるのでしょうか。残念ながら「完全に」というわけではありません。
室内にも思わぬ危険が潜んでいます。これから紹介する4つの場所は、油断すると命を脅かしかねないスポットです。できるだけ猫を遠ざけてください。
1.浴室
浴室はひんやりしているので過ごしやすい反面、お風呂の残り湯で溺死してしまう危険性があります。
洗濯や防災目的で残り湯を溜めているご家庭では、愛猫のみでの出入りを禁止してください。
2.洗面所(特に洗濯機周辺)
洗面所に洗濯機を置いている場合は、洗面所も要注意です。特にドラム式の洗濯機は、好奇心旺盛な猫の遊び場になってしまいます。
もしもそのまま閉じ込められてしまったら…と想像するとゾッとしますよね。留守にする際は、洗面所を封鎖してください。
洗面所でお水を飲む習慣がある場合は、洗濯機の扉を完全に閉めるように心がけましょう。
3.キッチン
キッチンには刃物や火の元があり、とても危険です。しかし、猫に及ぶ危険はそれだけではありません。
もう1つの危険は食べ物です。人間が食べている食材の中には、猫が口にすると命に関わるものがあります。いくつか例を挙げてみます。
- 玉ねぎやネギ
- チョコレート
- 酒類など
猫のおやつもキッチンで保管していることが多いので、何かと誘惑の多い場所になります。諸々のリスクを考えると、最初から立ち入らせない習慣を作っておいたほうが無難です。
4.テレビの裏側
テレビの裏側は温かいので、好んで入り込む猫も多いでしょう。そのことを意識して、こまめに掃除をする飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、危険はホコリだけではありません。テレビ線や機材の配線などがあるため、感電のリスクがあります。好ましい場所とはいえません。猫よけシートを置いて、入れないようにしましょう。
危険なスポット(番外編)
出入り禁止というわけではないですが、思わぬ事件に繋がるようなスポットはまだまだあります。いくつか番外編として紹介いたします。
窓際
ぽかぽかと日が当たる窓際は、猫のお気に入りになりやすいポイントです。特に出窓があると、猫のお昼寝スポットになりやすいのではないでしょうか。
ひなたぼっこは大切な習慣なので、禁止する必要はありません。ただし、脱走には気をつけてください。
破れにくい網戸を張る、窓にストッパーを取り付けるなど、簡単には外出できない工夫をしましょう。
高すぎる場所
猫は高い場所を好みます。基本的に飛び移れる場所ならば、どこでも登ってしまいます。しかし、降りることは苦手です。
いざというときに、飼い主さんが救出できる範囲内で遊ばせてください。
まとめ
室内にも危険な場所がありました。浴室の場合は、水を溜めていなければ熱中症対策としても役立つ部屋になります。蛇口の水が好きな猫は、洗面所に出入りする機会があるでしょう。
だから、完全に出入り禁止にするかどうかはケースバイケースです。事情があって入れる場合は、ここで紹介したような危険を回避してください。
出入り禁止にする場合は「チャイルドロック」を活用すると扉が開けられなくなります。