1.気持ちがいい
「お日さまの香り」は人間にとって「いいにおい」ですが、猫にとっても素敵な香りなのかもしれません。
パリッと乾燥した布類はカビや細菌類とは無縁ですから、本能的に好ましいのかもしれませんね。
さらに洗濯物のふわふわの感触もいいのでしょう。特にたたむ前の洗濯物はふわふわ感マシマシですから、1度その味をしめたらなかなか忘れられないものなのかも。
人間でも洗いざらしは気持ちいいですよね。
2.飼い主さんのにおいがするので安心する
飼い主さんのセーターやシャツに乗ってご機嫌な猫は少なくありません。それは洗う前でも洗った後でもあまり変りがないようです。
実際いくら洗剤で洗っても、使っている人のにおいはそう簡単には取れないもの。大好きな飼い主さんのにおいは安心のにおいですから、ぐっすり眠れるお守りになるのかもしれません。
3.自分のにおいを付け直したい
室内猫は小さな縄張り宣言をあちらこちらでしています。普段布類にもそれとなくにおいをつけているのですが、洗われるとそのにおいが薄れてしまいます。
そのため、もし洗濯物の上ですりすりコロコロしていたら、それは自分のにおいを付け直しているのでしょう。
飼い主としては思いっきりにおいをつけさせてあげたくもありますが、毛が付いても困ります。
多くの方は1枚だけ犠牲にして後は回収、という方法で問題回避をしているのではないでしょうか。
4.飼い主さんの注意を引きたい
洗濯物に乗っていれば飼い主さんの目を引きます。目に留まれば怒られるか退かされるかですが、必ずひと言やりとりがあるはずです。
可愛く迫れば「仕方がない子ね」と撫でてもらえる可能性も!そしてそのひと撫でを期待して乗っかっている猫もいるはずです。
「ここにいたら構ってもらえる!」もしかすると洗濯物の上にいるのは、飼い主さんの心理を突いた「構ってアピール」のひとつなのかもしれません。
まとめ
猫が洗濯物を好むのは、暖かさや感触など心地いい要素もあれば、におい付けのような縄張り的なもの、構ってもらうための心理作戦的意味合いもあるかもしれません。
しかしいずれにしても、洗濯物の上の猫たちは幸せそうです。
できればわーっと怒るのではなく、1度ニッコリしてそれから猫を退かすような、そんな余裕を持ちたいですね。