盗み食いをしてしまう原因はたくさんある!
「食べ物を見つけた瞬間、すぐに食べてしまう」という猫は意外と多いもの。愛猫の盗み食いが定着していて、しつけに困っている…といった飼い主さんも多いのではないでしょうか。
猫の盗み食いをやめさせるにはまず原因を探り、その原因に適した予防策をとっていくのがベストです。
そこで今回は猫が盗み食いをしてしまう原因と、おすすめの予防策について詳しく解説してまいります。猫の盗み食いに困っている飼い主さんのお役に立てば幸いです。
1.与えているごはんの量が少ない
盗み食いをしてしまう原因のひとつとしてまず考えられるのが「そもそも与えているごはんの量が少ないから」という原因です。
いつももらっているごはんの量が少なすぎるのでお腹が空いてしまい、その結果盗み食いに走ってしまうのでしょう。
なので、猫の盗み食いがなかなか収まらない場合は、まず猫への給餌量がちゃんと足りているか確認をしましょう。
猫の年齢や体重、体質などによって、必要な給餌量はコロコロと変わっていきます。「その時の愛猫の状態に合った給餌量」を与えるようにしましょう。
2.猫の手が届くところに食べ物を置いてしまっている
給餌量はしっかり足りているはずなのに盗み食いをしてしまう場合は、単に食いしん坊なのかもしれません。
しかし、どんなに食いしん坊だったとしても、身近に食べ物が置いてなければ盗み食いしたくてもできないはず。
つまり、「猫の手が届くところに食べ物を置いてしまっている」のが原因といえるでしょう。
保管しているキャットフードや人間の食べ物などは、猫の手が届かない場所に置いておくようにするのが好ましいです。
冷蔵できるものは可能な限り冷蔵庫にしまったり、猫が立ち入ることができない部屋で保管するなどの対策をとりましょう。
3.他の猫が食べているものが美味しそうに見える
猫を多頭飼いしている場合「他の猫が食べているごはんを盗み食いしてしまう…」という猫もいるのではないでしょうか。
食べるスピードが遅い猫のごはんを狙ったり、自分のとは違うものを食べている猫のごはんを狙うなど、猫によって盗み食いのターゲットになる相手はさまざまです。
しかし給餌量が足りているのだとしたら、恐らく他の猫のごはんが魅力的に見えるのでしょう。
このような場合は「他の猫とは違う部屋でごはんを食べさせる」「ごはんをいつも盗られてしまう猫は、食事の間だけケージで食べさせる」などの対策をとるのがおすすめです。
まとめ
人間の場合は「食べ過ぎたらからだに良くない…」「太るからやめておこう…」といったように理性が働くケースもありますが、猫はそんな考え方は恐らくしないですし、食べ物を見つけ次第すぐに口に入れてしまう場合がほとんどです。
まずは、猫が盗み食いをしないような環境を飼い主さんが整えてあげるのが重要といえるでしょう。