『病院嫌いの猫』に飼い主がすべき3つのサポート

『病院嫌いの猫』に飼い主がすべき3つのサポート

多くの猫にとって動物病院は「怖い」「嫌い」といったネガティブな印象を持っていることでしょう。そんな病院嫌いな猫を飼っている場合、飼い主さんはどのようなサポートをしてあげるのが好ましいのか、本記事で具体的なアドバイスをいくつか紹介してまいります。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

動物病院が嫌いな猫にはどんなサポートが必要?

獣医さんに抱っこされる猫

動物病院が嫌いな猫を飼っている飼い主さんは多いはず!

「なるべくストレスをかけずにスムーズに病院に連れていきたい」「愛猫にできるだけ怖い思いをさせずに診察を済ませたい」と思っている飼い主さんはきっとたくさんいることでしょう。

そこで、今回は病院嫌いな猫をスムーズに連れていくための「飼い主さんがしてあげるべきサポート」について解説をしてまいります。

毎回愛猫を動物病院に連れていくのに一苦労…といった飼い主さんのお役に立てれば幸いです。

1.病院に連れて行く時はなるべく安心させる

キャリーケースに入っている猫

普段家から出ない完全室内飼いの猫にとって「外に出かける」というのは一大イベントといえます。

また、キャリーバッグを出した瞬間「今から動物病院に連れていかれる!」と気づいてしまう勘の鋭い子もいるので、出かける前から大騒ぎ…といった猫も多いことでしょう。

そのような場合、まずは愛猫の好きなおもちゃや毛布、おやつなどを使って安心させてあげることが必要です。

愛猫が大好きなものに夢中になっている間に、素早くお出かけの準備を済ませるのがポイントといえます。

2.移動中もおやつなどでリラックスさせてあげる

車で移動する猫

移動をしている最中も、猫がリラックスできるように配慮してあげるのが好ましいです。出かける前に使ったおもちゃや毛布、おやつなどを移動中もできるだけ与えるようにしましょう。

できれば、動物病院まで車を誰かに運転してもらい、飼い主さんは愛猫のサポートに徹する…といった形をとるのが一番理想的といえるでしょう。

車がない場合や、運転手を手配するのが難しい場合はタクシーを利用するのもひとつの方法です。

3.病院が終わった後もご褒美を忘れずに!

ちゅーるを食べる猫

無事病院に辿りつき診察や治療が終わった後は、愛猫へのご褒美も忘れてはいけません。

動物病院に行った後に毎回必ずお気に入りのおやつなどを与えるようにすれば、「動物病院は苦手だけど、これを乗り越えれば美味しいおやつがもらえる」と覚えてもらえる可能性もあります。

また、体調不良や怪我などで動物病院に行ってきた場合はできるだけ愛猫が安静に過ごせるように、静かな環境やリラックスできる環境を整えてあげることをいつも以上に意識しましょう。

まとめ

診察台の上の子猫

動物病院嫌いな猫を病院に連れていくのは、なかなかの労力が必要ですよね。

猫ができるだけストレスを抱えずに病院に行けるように、連れていく時のシミュレーションなどを事前に行っておくと良いでしょう!

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