夏に急増!猫の危険な『食中毒』の症状4つと予防策

夏に急増!猫の危険な『食中毒』の症状4つと予防策

暑い夏になると、猫の食中毒が急増するといわれています。どんな症状が現れるのでしょうか?心配ですが適切な対応をすることで予防ができます。合わせて見ていきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.嘔吐

具合の悪そうな猫

猫が食中毒を起こすと嘔吐する場合があります。苦しそうに何度も何度ももどすため、飼い主さんは心配になってしまうでしょう。元々猫はよく吐く生き物ではありますが、異常を感じた場合はすぐに動物病院へ連れて行ってください。

食中毒にはいくつか原因があり、それによりすぐに嘔吐する場合とある程度時間が経ってから吐く場合があります。食べてから長い時間がすぎていると、食中毒とは気がつかないかもしれません。愛猫の様子には、いつも注意していてあげてください。

2.下痢

トイレに座る猫

食中毒が原因で、下痢になることも。柔らかい便や水のようなサラサラとした便になってしまいます。

猫が用を足した後を、しっかりとチェックしてください。いつもと違う様子の便なら、一度獣医師の診察を受けた方がよいでしょう。

猫はたとえ具合が悪くても、普段と変わらずふるまう生き物です。代わりに排泄物の様子が体調を反映してくれているので、不調を見逃さないようにしてあげてください。

猫が下痢になった場合はトイレ以外で粗相する場合もあります。汚してしまっても叱らないであげてください。ニオイがついているとまたそこで排泄してしまうかもしれませんので、消臭だけはしっかりと行いましょう。

3.食欲不振

体調不良

食欲不振になってしまうこともあります。気持ち悪かったり下痢だったりで食欲が落ちてしまうのでしょう。人も同じですよね。

あまりにご飯を口にしないと、どんどん体力が落ちていきキケンです。なるべく早く動物病院へ連れていきましょう。

4.ぐったりしている

ぐったり

ご飯を食べたあと、愛猫がぐったりしていたら食中毒の可能性があります。もちろんそれだけで食中毒と断定はできませんが、猫が動けないのはよほどのことです。早急に受診した方がよいでしょう。

体調が悪くなると狭い場所などに隠れて出てこなくなる場合があります。愛猫の姿が長時間見えないときは注意してください。

予防策

食べる猫

夏は菌が繁殖しやすいです。そのため、ご飯を出しっぱなしにしていると、食中毒の原因となってしまうかもしれません。保存料の入っていないウェットフードはもちろん、ドライフードも出しておかないようにしましょう。

猫が食べ残して唾液がついた状態だと、さらに菌が繁殖しやすいです。お皿も都度キレイに洗い、清潔を保ちましょう。

まとめ

キャットフード

夏は食中毒や熱中症など、注意しなければいけない病気がたくさんあります。猫ではそれほど多くないという話もありますが、油断は禁物です。

ただでさえ暑くて体調を崩しがちな季節。快適で健康にすごせるようにしてあげましょう。

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