猫の平均寿命って何歳?
皆さんは猫の平均寿命をご存知でしょうか。これは完全室内飼い・外に出る猫・野良猫で違う結果になるようです。また猫の性別や種類によっても平均寿命は変わってくるのだそうです。
飼い猫全体での平均寿命は15.45歳で、このうち外に出ない完全室内飼いの猫だと16.13歳、外に出る場合は13.57歳であるという発表がされています。
やはり外に出る猫の場合、猫同士の縄張り争いによるケンカや事件・事故に巻き込まれたり感染症などの病気にかかりやすくなったりすることで平均寿命が大幅に下がってしまうということのようです。
寿命の長い猫の種類は?
これは現在では結構知られていることかもしれませんが、ミックス猫や日本猫の平均寿命が一番長いようです。
では他の種類ではどういった平均寿命の結果が出ているのでしょうか。
2017年12月15日にアニコムグループが発表した統計によると、ペルシャやアメリカン・ショートヘア、ラグドールの平均寿命が長いという結果が出たようです。
しかしもちろん寿命は個体差にもよりますし、その猫の健康状態や生活環境も大きく影響します。そのため長寿とされる種類の猫が必ず長生きをし、寿命が短いとされる種類の猫が必ず短命であるとは限りません。
野良猫と室内猫の違いって何?
やはり野良猫と室内猫で平均寿命が違うのは、「ワクチンなどによる感染症予防がされているかどうか」や「事故の遭遇率」などが関係しています。
外で過ごしている猫はどうしても事故に巻き込まれやすいですし、縄張り争いや食べもの・メスの奪い合いによる猫同士のケンカから感染症にかかってしまうリスクも高くなってしまいます。
そのため野良猫の平均寿命は5歳程度だという結果も出ているそうです。
こういった結果を見ると、外のみでの生活というものがいかに過酷かということが分かりますね。
長寿の秘訣を解説!
「愛猫に長生きしてもらいたい」というのはどの飼い主さんにも共通する思いでしょう。
まずは年齢や体質に合った食事が大切です。次に、少しでも異変を感じたらすぐに動物病院を受診することも長寿の秘訣と言えるでしょう。
また長寿の猫の飼い主さんたちは「愛猫の爪とぎで家具が傷んでも怒らない」といった特徴があるようです。猫はストレスに弱いため、飼い主さんがおおらかであることは猫にとっても良い環境と言えるのでしょうね。
猫を外に出すことは長寿の秘訣ではありませんが、外の様子が見られる工夫をするのは愛猫にとって良い刺激になるため、こちらも長寿の秘訣となっているようです。
まとめ
猫の平均寿命は近年とても延びているようです。ですが当然どの猫にも当てはまるわけではありません。持って生まれた体質などもあるため、長寿であるとされている種類の猫が必ず長生きできるわけではないのです。
とはいえ、生まれつき体が弱かったとしても適切な治療を受けさせてあげることで寿命は幾分延びるでしょう。愛猫の健康は飼い主さんによって守られているのだと分かりますね。
大切な家族である愛猫と少しでも長く一緒にいるために飼い主さんは日頃から愛猫の様子に気を配り、少しでも様子がおかしい時にはすぐに病院を受診するように心がけることが一番だということですね。