猫の『名付け』で絶対しちゃダメなこと4つ

猫の『名付け』で絶対しちゃダメなこと4つ

猫をお迎えしたら、まずは名前を付けますよね。猫の名前を考えるのは楽しみのひとつですが、なかなかに難しいものでもあります。では、猫の名前を決める際にしてはいけないことは何でしょうか?

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

1.長すぎる名前

ハートのネームプレートを付けた猫

名前はその猫が一生使うものです。こだわりがあって、長い名前にしたくなることもあるのではないでしょうか。

ただ、いくら素敵な名前だとしても、長すぎると飼い主が猫を呼ぶのに呼びにくいです。呼びにくいので、ニックネームで呼ぶことになるかも知れません。毎回違うニックネームで呼んだり、家族がそれぞれ違う呼び方で呼んでしまったり。結局猫は名前を憶えてくれなくなってしまいます。

実際、猫の名前の人気ランキングでも、上位はほとんどが2文字か3文字です。簡単に呼べる名前がお互いに覚えやすいですね。

2.猫が覚えにくい名前

青い毛布の上からこちらを見る子猫

名前は、猫が覚えやすいものがおすすめです。シンプルで聞き取りやすい名前は、猫も覚えてくれます。厳密には、言葉そのものを覚えているというより、音を覚えるのだそうです。

名前を呼んだときに返事をしてくれたり、そばへ来てくれるとやはり嬉しいですよね。複雑な聞き取りにくい名前を付けてしまうと、猫がなかなか覚えてくれません。

3.同じような名前

ソファの上の3匹の猫

多頭飼いの場合、気をつけなければならないのは、同じような響きの名前です。複数いる猫が混乱してしまいます。名前を呼んでも他の子が返事をしてしまうことも。

猫同士だけでなく、飼い主の家族やよく遊びに来る人と同じ名前や似た名前も混乱のもとです。日本人に多い名前も避けた方がいいでしょう。テレビなどでその名前が呼ばれたときに猫が反応してしまいます。

4.大きな声で呼べない名前

窓から外を見る猫

動物病院で診察の順番が来た時や万が一脱走してしまったときは、名前をばれることがあります。そのとき、他の人に聞かれたら恥ずかしいと思えるような名前はやめましょう。

聞いた人が不快になるような名前も避けた方が良いです。良い印象を持ってもらえるような、紹介しやすい名前を選ぶのもポイントです。

まとめ

こちらを見上げて口を開ける猫

猫の名前は、シンプルで呼びやすい、また聞きやすいものがおすすめです。「シロ」「クロ」「モカ」「キナコ」など猫の毛色から連想するものの他、花の名前や食べ物、キャラクターや歴史上の人物から取った名前も人気があります。

猫の特徴なども見ながら、その子にふさわしい名前を付けてあげて下さいね。名付けができたら、たくさん名前を呼んであげましょう。スキンシップのときやごはんをあげるときに名前を呼んであげることで、名前を呼ばれると嬉しいことがあると覚えてもらうことができます。

逆に、叱るときは名前を呼ぶのはやめましょう。名前を呼ばれると嫌なことがあると覚えてしまいます。

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