猫の『キャリー移動』で起こりやすい怪我・事故3つ

猫の『キャリー移動』で起こりやすい怪我・事故3つ

猫を飼っていると、動物病院に行く時や引っ越しの時など、愛猫をキャリーに入れて移動しなければいけないシーンも出てきます。そんな時に注意しなくてはいけないのが「キャリーの移動時に起こりやすい怪我や事故」です。安全に猫をキャリー移動できるように、どのようなポイントに注意すればよいか詳しく解説をしていきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫をキャリー移動させる際に注意すべきポイントを解説!

キャリーバッグに入ろうとする猫

「キャリーバッグを見せた瞬間大慌てで逃げ出す」「一度キャリーケースに入れるとなかなか出てこず、籠城してしまう」といったように、キャリーバッグやキャリーケースに対して強い苦手意識を持っている猫はたくさんいます。

そのためキャリーの出入りの際や、キャリーでの移動中に思わぬ事故や怪我が起こってしまうこともよくあるのです。

そこで、今回は猫をキャリー移動させる際に起こりやすい事故や怪我について解説をしていきます。

「愛猫のキャリー移動についてコツを掴みたい」「今度初めて愛猫のキャリー移動をする」といった時の参考にして頂ければ幸いです。

1.キャリーから脱走してしまう

キャリーから顔を逃げようとする猫

キャリーに対して苦手意識を持っている猫だと、キャリー移動の際に「一刻も早くここから逃げたい」と思う傾向にあります。

そのため、わずかに開いたキャリーの隙間から無理やり逃げだしたり、出入りの際に飼い主さんの隙をついて脱走する…といった事故も起きやすいのです。

なので、移動をする際はキャリーの出入口が閉まっているかチェックをしましょう。

そして、猫をキャリーに出し入れする際は、万が一脱走しても捕まえることができる環境(戸締りをしてある家や病院の中など)で行うようにしましょう。

2.キャリーケースの入口部分で怪我をしてしまう

チャックの隙間と猫の顔

キャリーバッグのチャック部分に毛や手足が挟まってしまったり、キャリケースの出入口のドアに手を挟んでしまう…といった事故や怪我も起こりやすいので注意が必要です。

脱走を試みようとして、チャックやドア部分の隙間に手をツッコもうとする猫も多いので、移動中も猫が怪我をしていないかこまめにチェックをするのが好ましいでしょう。

また、長毛種の猫の場合はチャック部分に毛を巻き込みやすいため、チャックを閉める際は慎重に行うことをおすすめします。

3.キャリーに入れる際に大暴れする

走る猫

「キャリーバッグに入れられる=大嫌いな動物病院に連れていかれる」ということを分かっている猫の場合、キャリーバッグに入れようとしただけで大暴れする子も多いです。

大暴れした結果、家の中を走り回って高いところから大ジャンプしたり、割れ物などを派手に壊す…といった事故や怪我に繋がる行動を起こす猫もいるため、猫をキャリーバッグに入れる際は周りに危険なものがないかしっかりチェックしておきましょう。

まとめ

キャリーバッグの中の猫

キャリーバッグやキャリーケースが大好きな猫や、積極的に入ろうとする猫は少数派といっても良いくらい、キャリー移動が苦手な猫は非常にたくさんいます。

なので、猫をキャリー移動させる際は事故や怪我が起きないように細心の注意を払うようにしましょう。

普段からキャリーをお部屋に置いておくと不信感が減るといわれています。また、洗濯ネットなどに猫を入れてからキャリーに入れると逃走防止になります。

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