1.食欲不振や嘔吐
猫が夏バテすると、食欲不振になったり嘔吐したりすることが多いです。暑い日にこのような症状が出ていたら、バテてしまっているのかもしれません。
目安として猫が3日以上何も口にしないと、肝リピドーシス(脂肪肝)という病気にかかる可能性があります。特に肥満の場合に発症しやすいため、注意が必要です。しばらく食べていない、またはよく嘔吐すると思ったら、念の為動物病院の受診をオススメします。
夏バテの予防策としては、猫がなるべく涼しくすごせる環境作りを行うことでしょう。ひんやりグッズを取り入れたり、室温調整を行ったりして快適にしてあげてください。ただ猫はエアコンを好まない場合がありますので、部屋間は自由に移動できるようにしてあげましょう。
2.ぐったりしている
夏バテにより、ぐったりしてしまうことがあります。これは人も同じですね。猫はたとえ具合が悪くても、それを隠して普段通りに振る舞います。
ですからどこも悪くなさそうでも、実は夏バテしているかもしれませんのでご注意ください。よほど具合が悪いとどこかに隠れて出てこない、声をかけても反応がないなどの症状がみられます。この段階になるとかなりの体調不良でしょうから、早急に動物病院を受診してください。
3.トイレの回数が少なくなる
トイレの回数が少なくなるのも、夏バテの症状です。普段の愛猫の1日の排泄は何回くらいなのかをあらかじめ把握しておきましょう。それと比べて明らかに回数が減っている場合は、夏バテしてしまっているのかもしれません。
予防するには、愛猫の飲水量を増やしましょう。水場を増やしたり自動給水器で水流を作り出したりすると、飲む量が増える可能性があります。もしくはドライフードをウェットフードにおきかえても。
これが一番確実性が高いかもしれません。猫が好むなら、ドライフードにぬるま湯や味つけなしのチキンスープなどでふやかして与えるのもよいでしょう。
4.体重減少
夏バテにより体重が減ってしまうこともあるでしょう。何も口にできないで、辛い思いをしているかもしれません。食べないとどんどん弱っていってしまうので、何かしらを食べてもらうようにしましょう。
例えばちゅーるなどの多くの猫が好むご飯を与えてはいかがでしょうか?総合栄養食タイプを与えれば、栄養もバッチリです。それでも食べない場合は早急に動物病院に連れていき、対処してもらいましょう。
5.過剰な毛づくろい
猫は毛づくろいによりその気化熱で体温を下げています。夏バテになり暑さを感じていると、頻繁に行うでしょう。
猫はヒマさえあれば毛づくろいをしているところがありますので、見分けは難しいかもしれません。よく観察し、過剰なようなら夏バテしている可能性を考えてあげてください。他の食欲不振などの症状も出ているかもしれません。
まとめ
体の不調を隠す猫ですから、夏バテは見極めずらいかもしれません。ですが食欲やトイレの回数などはわかりやすいサインでしょう。しっかりと観察し、早めに気づいてあげるようにしてください。
その前に予防策をほどこしておくことが一番大切です。暑い夏も快適にすごせるように、環境を整えてあげましょう。