猫の『盗み食い』で起こる危険なトラブル3つと予防策

猫の『盗み食い』で起こる危険なトラブル3つと予防策

猫は一瞬の隙をついて「盗み食い」をすることがあります。その巧妙さに思わず感心してしまいそうになりますが、猫にとってはとても危険な行為です。今回は、猫の盗み食いが危険な理由と予防策について紹介いたします。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

猫の盗み食いで危険なこと

食べ物が気になる猫

猫の盗み食いはどこか憎めない気がしますが、食べるものによっては命に関わることがあります。

ここでは、盗み食いが招くリスクについて紹介いたします。

1.食べてはいけない食材がある

人間の食べ物の中には、猫の体に悪影響を及ぼすものがいくつかあります。

特に危険なものを挙げてみます。

  • ネギ
  • 玉ねぎ
  • チョコレート
  • 牛乳
  • ぶどうなど

どれも身近な食材です。万が一人間の食べ物を盗み食いしてしまった場合、そこにこれらの食材が含まれている可能性があります。

2.尿路結石になりやすい食材がある

リンやマグネシウム、シュウ酸などの摂りすぎは、尿路結石の原因になります。

腎臓にも負担をかけることになるため、猫の場合は特に注意が必要です。

結石になりやすい食材を挙げてみます。

  • かつお節(人間用は絶対NG)
  • ちくわ
  • かまぼこ
  • ほうれん草や海藻類など

かつお節やちくわなどは猫が好きそうなイメージがありますよね。野菜も人にとっては健康にいいイメージがあり猫のご飯にトッピングしてあげる飼い主さんも少なくないはず。

かつお節は猫用であれば大丈夫なのですが、体質的に尿路結石になりやすい猫は控えたほうが良いでしょう。

3.肥満になる

盗み食いの対象が、たとえ猫用のご飯やおやつだったとしても見過ごすのは危険です。過剰に食べることで肥満になってしまいます。

肥満は万病の元といわれ、糖尿病や心疾患、尿路結石、関節炎など多くの病気につながる可能性があります。

盗み食いをする理由と予防策

ハッとする猫

そもそも、なぜ盗み食いをしてしまうのでしょうか?

その原因と予防策について紹介いたします。

好奇心旺盛だから

猫は警戒心が強い反面、それに負けないくらい好奇心が旺盛です。

飼い主さんが美味しそうに食べているものには強い関心を示します。

イギリスのことわざに「好奇心は猫を殺す」というものがあります。愛猫が好奇心に殺されてしまう前に、食材の管理を徹底しましょう。

飢えの経験がある

元野良猫の場合は満足に食事がとれず、飢えの経験をしている子が多いでしょう。その名残りから、目の前に食べ物があればとりあえず口にしようという発想を持つようになります。

生きるためとはいえ、とても危険な習慣です。食事をルーティーン化し、必ず食べられることを根気強く伝え続けましょう。

空腹時間が長い

猫は本来、少量ずつの食事を数回に分けて食べる習性を持っています。空腹時間が長くなると、食べ物を漁ってしまうことがあります。

1日2回食にこだわらず、あくまでも1日の摂取量の目安の範囲内で3回以上に分けるなど細分化しても良いでしょう。3回以上のご飯が難しい場合は、自動給餌器やフードを隠せるおもちゃなどを利用するのも効果的です。

美味しい食べ物の存在を知ってしまった

安易に人間の食べ物を与えてしまうと、キャットフードよりも美味しいものがあると学習してしまいます。

その結果、ゴミ箱や食べ残しのものを狙うようになってしまいます。そこで命に関わるような食べ物を口にしてしまっては大変です。

人間の食べ物は極力食べさせないようにしておくほうが無難でしょう。

まとめ

盗み食いをする猫

猫の盗み食いはとても危険な行動です。仮に猫用の食品であっても、食べ過ぎは将来的に肥満や糖尿病を招く恐れがあります。

まずは盗み食いの癖がつかないように予防しましょう。

既に盗み食いをしてしまっているのであれば、予防策と同様の手段で対策していきましょう。

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