猫に必要な『運動量』の目安とは?室内運動の方法5選を紹介!

猫に必要な『運動量』の目安とは?室内運動の方法5選を紹介!

1日中ほとんど寝ている猫ですが寝るだけでなく、やはり適度な運動は必要です。一体1日どのくらいの量を確保すればよいのでしょうか?また、室内でできる運動の方法もお伝えしていきます。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.飼い主さんが遊ぶ

遊ぶ猫たち

猫に必要な1日の運動量は、だいたい10~30分です。猫の性格やライフステージに合わせて時間を決めるとよいでしょう。遊ぶ際に飼い主さんが一緒に遊んであげると、猫のテンションもアップです!

大好きな飼い主さんが動かしてくれるおもちゃを夢中になって追い、気がついたらヘトヘトに…。その後にご飯を与えれば、猫の中で「狩りが成功した!」という体験になります。

猫のおもちゃはさまざまなものがありますが、複数種類用意してあげるとよいでしょう。いくらお気に入りでもずっと同じおもちゃで遊んでいるとあきてしまいます。そのため、しばらく遊んだ場合は一度しまっておき、猫が忘れたころにまた出してあげると新鮮な気持ちで遊べるでしょう。

2.一人遊び

遊んでいる猫

一人遊びができるようにしてあげるのもオススメです。ボールやネズミなど、自分で追いかけて狩りの擬似体験ができるようなおもちゃを用意してあげてください。

ここで気をつけたいのが、猫の口に入ってしまうような小さなおもちゃです。獲物と勘違いして本当に食べてしまうことがあります。それが猫の命に関わるような重大な事態になるのです。

誤飲しないよう、飼い主さんが近くでみていてあげてください。もしくは、猫の口に入らないような少し大きめのおもちゃにすると安心です。ただそうすると猫が遊ばない場合がありますので、バランスが難しいところです。

3.キャットタワー

キャットタワーから降りる猫

キャットタワーを用意してあげると、猫好みの「上下運動」ができます。元々高いところにのぼって自分の身を守る習性がありますし、いつでも好きなときにのぼれるのは猫にとっても安心でしょう。

遊びの傾向や体格、年齢などに合わせた高さのキャットタワーを用意してあげてください。猫はのぼるのは得意なのですが、降りるのが不得意です。そのため、特に子猫や老猫に高いキャットタワーを与えてしまうと、降りられなくなってしまうかも。

飼い主さんがそばにいればすぐに降ろしてあげられますが、そうでない場合はムリをして落下するリスクがあります。どのようなキャットタワーにするかを熟考し、愛猫にピッタリのものを用意してあげてください。

4.おやつボール

おやつボールで遊ぶ猫

「おやつボール」とは、ボールの中にドライフードなどを入れ、それを猫が転がして遊ぶおもちゃのことです。転がし方によって中のおやつが出てくるので、集中して遊べます。

頭を使うので退屈もまぎれるでしょう。転がるおもちゃを追いかけて、よい運動になるのも間違いなし。わざわざ買わなくても、ペットボトルなどを使って手作りできます。

愛猫が安全に遊べるように、作ってあげてもよいですね。

5.ダッシュ

走る猫

廊下など、直線をダッシュでかけ抜ける遊びはいかがでしょうか?ボールやおもちゃなどを動かしてあげれば、猫はそれを目掛けて走るでしょう。

猫のトップスピードは、時速50km近いです。ただ10秒程度しか持ちません。敵から逃げるのにはそれだけあれば十分とも考えられます。

家の中でそれだけの全速力を出すかはわかりませんが、たまに能力を発揮できるようにしてあげるとよいでしょう。

まとめ

ポンちゃん

猫ができる室内運動はいくつかあります。特に完全室内飼いの場合は、運動量が不足しがちです。猫によってはストレスになることがありますので、飼い主さんも協力して運動させてあげましょう。

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