猫に『サマーカット』は必要?メリット・デメリットを解説!

猫に『サマーカット』は必要?メリット・デメリットを解説!

夏になると増えてくる、サマーカットにされた猫たち。かわいくも面白い姿に人は興味をひかれますが、肝心の猫にとってはどうなのでしょうか?メリットとデメリットを合わせてお伝えします。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.熱が逃げる

こちらを見る猫

被毛をいつもより短くすることで、体にたまった熱を逃がす役割がサマーカットにはあります。適切に行えば、長毛猫など暑さに弱い猫も快適に夏を乗り切れるでしょう。

いくら換毛期を経て夏毛に変わったとはいえ、猫にとって日本のジメジメは厳しいものがあります。大切な愛猫が熱中症などになってしまわないよう、サマーカットを有効利用するとよいでしょう。

2.飲み込む毛の量が減る

見上げる猫

サマーカットにより被毛が短くなると、毛づくろいの際に飲み込む毛の量が少なくなります。愛猫の嘔吐の回数が少なくなったり、胃腸に毛が溜まってしまう「毛球症」のリスクを減らしたりすることも期待できます。猫自身も毛づくろいがしやすくなるかもしれません。

また飼い主さんも、愛猫の被毛のお手入れがやりやすくなるでしょう。部屋の中に舞い散る毛の量も少なくなりそうです。飼い主さんと愛猫、お互いに抜け毛に悩まされることがへり、快適にすごせるのがサマーカットのメリットの1つでしょう。

3.皮膚炎の予防

座る猫

被毛をカットすると毛玉ができづらく、蒸れにくくなるため、皮膚炎になる可能性が減少します。猫の皮膚はとても薄く、繊細です。

通常であれば全身がおおわれているので、飼い主さんが異常に気が付きにくい場合もあります。サマーカットにするとそんなリスクが防げるのです。もし異常があってもすぐに目視ができるため、素早く対応できるようになるでしょう。

4.よけいに熱中症のリスクが高まる

寝そべる猫

評判のよさそうなサマーカットですが、デメリットもあります。まずよけいに熱中症のリスクが高まるケースがあるということ。あまりに短くカットしてしまうと直射日光がじかに当たってしまったり、気温がダイレクトに伝わってしまうため、より熱を受けやすくなってしまうのです。

サマーカットの際に、ギリギリまで短くしてしまうのは危険です。適度な長さを残してあげましょう。また、直射日光を避けられるよう、日陰になる場所を設けてあげましょう。

飼い主さんが自らサマーカットを行う場合、すばやく済まそうとして地肌が見えるくらいにしてしまうことがあります。多少費用や時間はかかっても、専門知識のあるプロにお任せした方が安全かもしれません。

5.ストレスになる

サマーカットの猫

猫によってはサマーカット自体をストレスに感じてしまう場合があります。そもそも外出が苦手な猫もいます。トリミングサロンに行くことさえストレスになるでしょう。

さらに人見知りなのに見知らぬ人に体に触れられ、こともあろうことか大事な被毛をカットされてしまうのです。そしてやっと解放されたと思ったら、いつもあるべき場所にあるものがにゃい…!気持ちを落ち着けるはずの毛づくろいが、逆にストレスになってしまう可能性があるのです。

一方でサマーカットされたとしても、なにごともないような涼しい顔ですごす猫もいるようですから、ここは猫の性格によるのでしょう。

まとめ

トリミング中の猫

何かと話題を呼ぶ猫のサマーカットですが、くれぐれも面白半分に行うのは避けてあげてください。猫にとっては一大事です。

あまりのストレスでカット中に大暴れしてしまうと、怪我や持病の悪化につながることも。心臓病を持っている猫ちゃんの場合は急死することもあります。サマーカットをするなら熟考し、健康に問題がないか定期的な健診を受けた上で行うようにしてあげましょう。

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