猫は飼い主さんの在宅ワークをどう思う?
愛猫と過ごす時間が増えてちょっぴり嬉しい在宅ワークですが、猫達はどう思っているのでしょうか?
反応は猫によって異なりますが、中にはストレスを感じてしまう子もいるようです。そういわれてしまうと悲しくなりますよね。
なぜストレスになるかというと、猫は環境の変化が苦手だからです。
たとえ大好きな飼い主さんの在宅時間が増えるということでも、生活リズムが変化することに戸惑ってしまうのです。
猫を疲れさせない配慮とは?
これまでとは違う生活に切り替わった後でも、適切な配慮があれば猫もストレスなく過ごすことができます。
ここでは、在宅時間が長くなった飼い主さんに気をつけてほしいことを3つ紹介いたします。
1.睡眠の邪魔をしない
猫は日中のほとんどを寝て過ごしています。これは野生の名残りで、夕方以降の狩りに備えた行動です。猫にとって眠りとは大切な仕事なのです。
日中も猫と一緒にいられるからと、無闇に起こさないでください。
2.猫の生活リズムを壊さない
猫は、体内時計に沿ってルーティーン化した生活を送っています。睡眠もその1部です。生活リズムが大きく乱れると、心身のバランスが崩れてしまいます。
普段いないはずの時間帯は、愛猫の好きにさせてあげましょう。気まぐれに構ってほしいと言ってくれるかもしれません。愛猫のほうから甘えてきたときは応えてあげましょう。
3.おやつをあげすぎない
在宅ワークで困るのが愛猫の邪魔が入ることです。思うように作業が捗らず、イライラすることもあるかもしれません。
この場をやり過ごす手段として手っ取り早いのがおやつをあげることですが、健康面を考慮すると危険です。
子猫の場合は、仕事に取りかかる前に寝落ちするまで遊んであげると良いでしょう。しばらくの間は眠り続けるので、作業や会議に集中することができます。
成猫の場合はPCの横に小箱を置くこと良いでしょう。箱に入ることで自分自身が落ち着く効果や、飼い主さんを見守れて安心できる効果が得られます。
甘えっ子は分離不安症に気をつけて
猫は自立した性格が特徴的なので、在宅ワークに切り替わっても程よい距離感を保つことが大切でした。
ところが、中には一緒にいられることが嬉しくてたまらない猫もいます。そう、甘えっ子の猫達です。
飼い主さんにべったり甘えたい猫は、在宅ワークほど嬉しいものはありません。これまで以上に甘てくる可能性もあります。
しかし、ここはぐっと堪えましょう。いつでも甘えられる環境から、再び元の環境に移行した際に分離不安症になる恐れがあるからです。
分離不安症になると、様々な困り行動や体調不良を引き起こします。愛猫のためにも、敢えてこれまで通りの距離感や生活リズムをキープしてください。
まとめ
猫と一緒にいられる在宅勤務は、私達にとっては最高の癒しです。しかし、気をつけないと猫にとってはありがた迷惑な日常になってしまいます。
お互いの時間を大切にして、敢えて生活リズムを乱さないほうが良いのでしょう。程よい距離感をキープするように心がけてください。
これまでの日常を変えないことは、甘えっ子の猫にとっても重要な意味を持ちます。分離不安症に苦しむ日が来ないように、メリハリのある生活を送りましょう。