猫にはダメな愛情表現
当然ですが人間と猫は違う生き物です。そうなると生態や体の違い、そして習性も異なります。基本的な感情の一つに愛情表現があります。違う生き物であればその愛情表現も双方で異なります。
単純な感情ではあるものの人間にとっては愛情表現でも猫にとってはNGなものもあります。その違いをしっかりと認識して飼い主が間違えないようにしておきましょう。
1.しつこい表現
愛猫は飼い主から抱っこされたり触られる事が大好きな子が多いが、どんなに心地よいスキンシップでも、猫の場合しつこい表現は全体的に苦手とする傾向があります。何度も繰り返し触られたり、時間の長いスキンシップはイライラしてしまいます。
たとえ飼い主であっても、愛猫に触るときは表情を確認しながら続けるように注意しましょう。
イライラしてくると手足で押しのけようとしたり、しっぽをブンブン叩きつけるようにふるような仕草が見られるようになります。
これらの仕草が見られたらすぐに行動を止めて、時間を置きましょう。それだけでも猫にとってはストレスの少ない暮らしとなります。
2.大きな声で話しかける
人間の世界では、大きな声で話しかける事は「明るい人」というようなイメージがあり、どちらかというと「プラスの印象」です。
しかし猫の世界にとっては大きな声で話しかけてしまうと、それだけで嫌がられてしまいます。
猫の聴覚は人間と比べて優れているので、大きな声で話しかけてしまうと猫にとってはうるさすぎるように感じてしまうのです。
小さな声で話しかけても猫は気づいてくれますので、「かわいい!」という時も静かさを意識しましょう。
3.素早い動き
愛猫に会える事が嬉しくて、帰宅後すぐに抱っこしようと駆け足で猫に近づく事はNGです。
猫は素早い動きで近づいてくるものが苦手です。自分より小さなものであれば獲物と思って狩猟本能が刺激されますが、自分よりも大きい人間が素早い動きをすると恐怖の対象となります。
どんなに愛猫のことが好きでも相手のことを考えた動きでなければいけません。近づくときはできるだけゆっくりと静かにが基本ですので注意しましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:なつ&ゆず♀ / 4歳 / 雑種(ミックス) / 0kg
猫の習性に合わせた行動をしてあげると、お互いのコミュニケーションが上手く生きやすくなり、お互いのストレスも軽減できます。
好きだからこそ猫のことをしっかりと勉強して、お互いの生活に生かすように心がけましょう。