猫の『放し飼い』で起こる危険な4つのリスク

猫の『放し飼い』で起こる危険な4つのリスク

猫を室内に閉じ込めておくのはかわいそう…?でも、放し飼いは危険が伴います。猫を室内飼いにした方が良いと言われるのには、理由があるのです。猫を放し飼いにするとどんなリスクがあるのでしょうか?

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.交通事故の危険性

道路の端で座っている猫

猫を放し飼いにしたときのリスクで怖いのが交通事故です。猫は道路に飛び出してしまうことが多く、突然出てきた猫をドライバーは避けきれません。猫の方も、運動神経が良くても、車にはかないませんよね。車に轢かれてしまう危険性があるのです。

猫を避けようとして、その車が別の車と交通事故を起こしてしまうこともあります。命に関わる一大事なので、交通事故には十分気をつけたいものです。

2.病気が移りやすい 

草地でじゃれ合う2匹の猫

外に行けばノミやダニが寄生する可能性も高くなります。ネコにはノミやダニの駆虫薬がありますが、一度家の中で繁殖してしまうと駆除するのはなかなか大変です。

人間にとっても、刺されて痒みが出るだけでなく、SFTSウイルスなどの致死的なウイルスを媒介するなど、大きな影響が出ることもあります。また、他の猫と接触することで、病気が移る危険性もあります。特に野良猫は病気を抱えていることが少なくないのです。

喧嘩をすれば怪我もします。怪我をすると、傷口から感染症を引き起こすこともあります。多頭飼いをしている場合、家庭内で感染を広げてしまう可能性もあるので注意が必要です。

中には猫の命をおびやかす病気もありますから、感染症のリスクはできうる限り避けたいものです。

3.迷子になる

道を走る猫

犬や野生動物に追いかけられたり、他の猫にテリトリーを追われるなどして、知らず知らずのうちに遠くまで行ってしまい、帰ってこられなくなることもあります。高い場所に登って降りられなくなることもあります。外に行った猫は、迷子になってしまう危険性があるのです。

また、人懐こい猫は、連れて行かれてしまう可能性があります。心無い人に毒を食べさせられたり、虐待を受けることがあるのも事実です。

4.ご近所トラブル

プランターのそばを通る猫

放し飼いにしている猫をかわいがってくれる人もいますが、動物が苦手な人もいます。住宅地などでは、ご近所に迷惑がかからないようにしなければなりません。

最も多いのが、糞尿の問題ではないでしょうか。外に行った猫は、そこで排泄してしまうことが多いです。近所のお宅の敷地内であっても、猫には関係ありません。猫の糞尿は臭いもきついです。自宅で飼っている猫ならともかく、よその家の猫の糞尿を始末しなければならないのは迷惑になりますね。

その家の車や所有物を汚したり、傷をつけてしまうことも考えられます。爪をといだり、イタズラすることもあります。発情期などは鳴き声が迷惑をかけることもあるでしょう。野良猫と間違われて、保健所などに捕獲されてしまうことも考えられます。飼い猫が原因でご近所トラブルに発展するケースは少なくないのです。

まとめ

網戸越しに同じ方向を見る3匹の猫

猫の放し飼いはリスクが高い、とはいえ完全室内飼いでもデメリットがないわけではありません。運動不足から肥満になったり、ストレスを抱えてしまうことがあるからです。放し飼いの危険性から守ってあげるだけでなく、室内でも快適に過ごせるように工夫してあげたいですね。

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