1.猫に合わせた環境にする

室内飼いの猫にとって、1日中過ごす部屋の環境はとても大事です。運動できないとストレスになるので、ある程度のスペースは必要です。上下運動ができるようにキャットタワーも設置してあげるといいでしょう。家具の上に登れるよう工夫してあげるのもいいですね。
運動スペースだけでなく、静かで薄暗い猫が眠りやすい場所もなくてはなりません。身を隠せる狭い場所も必要になります。猫にとってトイレの場所も重要です。トイレは落ち着いて排泄できる場所に設置し、いつも清潔にしておきましょう。
2.猫を飼うための費用を用意する

猫を飼うには必要なグッズがあります。食器やトイレ、ベッドや爪とぎなど。キャットタワーやおもちゃ類も揃えると、なかなかの出費になります。最初に揃えるだけでなく、フードやトイレの砂代などは、毎月かかるものです。
備えておきたいのがいざというときの医療費。公的な健康保険がない猫は、怪我や病気で獣医さんに診てもらうと高額になることもあります。元気であっても、ワクチン接種やノミ・ダニ駆除、去勢・避妊手術などで動物病院に行く機会は意外と多いのです。ペット保険に入ることを検討してもいいでしょう。もちろん、猫が怪我や病気をしないよう健康管理にも気をつけることが大切ですね。
3.猫のお世話のための時間を確保する

猫を飼ったら、ただ放っておけばいいわけではありません。決まった時間にフードを与え、水はいつでも新鮮なものを用意します。排泄したら猫砂を取り除き、定期的にトイレの掃除もします。ブラッシングなどのケアや、猫とのスキンシップも大切。遊んであげるのも大事なことです。それらを行う時間が必要になります。
4.家が汚れたり傷つく覚悟が必要

猫は高い所へ登ります。爪とぎもします。カーテンをよじ登ったり、家具や壁で爪をとぐのはよくあること。抜け毛が落ちたり、毛玉を吐くこともあり、こまめな掃除も必要です。花瓶を落として割る、人間の食べ物をひっくり返すなんてイタズラも。
猫を飼うなら、壁や家具に傷がついたり、汚れたりするのを覚悟しなくてはなりません。しつけや対策グッズである程度改善することはできますが、どうしても猫がいる部屋の中は荒れてしまいます。それを許容できるかどうかです。
まとめ

今日のねこちゃんより:チャオ♂ / 1歳 / 茶トラ / 5.5kg
猫との暮らし、あこがれますよね。でも、何も知らずにただ理想だけで猫をお迎えすると、こんなはずじゃなかった、ということになりかねません。猫と飼い主どちらも幸せになるために、猫を飼うための心構えは必要なのです。
猫の飼い主になったら、猫が過ごしやすいよう環境を整え、お世話をしましょう。猫との生活が、ハッピーなものになりますように。