1.誤飲
「こんな物を猫が食べないだろう」「いつも食べようとしないから大丈夫」と思っていても、いつの間にか飲み込んでしまっていたり、飼い主さんがいないときに口にしてしまったりします。
猫がキャットフード以外の物を誤って飲み込まないようにするには、飼い主さんが物の管理を徹底することが必要です。
人の食べ物
チョコレート、ネギ類、ブドウなどを猫が食べると、中毒が起きる可能性があります。
どれくらいの量が猫に危険なのかは猫によって異なりますが、猫が口にしないようにする方が安心です。
加熱しても安心とは言えず、ネギ類を使った料理の場合、スープも猫の体にはよくありません。
食べ物や生ゴミは出しっぱなしにしないようにしましょう。
観葉植物
猫にとってユリ科の植物は危険です。花、花粉、葉、さらにユリ科の花をいけていた花瓶の水も危険です。
テッポウユリ、チューリップ、ヒヤシンスなどのユリ科の花を飾るときは猫が入れない場所に置くなど配慮しましょう。
他にも、ポトスなどサトイモ科の植物、アロエなど多肉植物も猫が口にすると危険です。
紐状の物
細くて長い物に猫はじゃれて遊びたがりますよね。しかし、遊んでいるうちにザラザラとした猫の舌に引っかかり飲み込んでしまうことがあるんです。
紐が胃から腸に入ると、腸がたぐり寄せられてしまい危険です。
パーカーの紐、おもちゃの紐など紐類は必ず片付けるようにしましょう。
電気製品のコードをかじってしまう猫もいるのでカバーをとりつけたり、必要のないときは片付けたりして対策をしましょう。
ビニール
キッチンにはレジ袋やラップなどがありますよね。食品が入っていた袋や食べ物のにおいがついたラップが気になる猫は、それをかじって飲み込んでしまう可能性が高いです。
また、レジ袋をかじったりなめたりするのが好きという猫も注意が必要です。食べ物のにおいがついたビニール袋などは、フタのついたゴミ箱に入れるなどして猫が口にすることができないようにしましょう。
我が家の猫はキッチンのゴミ袋やシンクの三角コーナーが気になるようで近づこうとします。そのため、基本的にキッチンには入れないように柵を作って設置したり、三角コーナーはフタ付きのものに変えたりしました。
2.やけど
キッチンのコンロに火がついているのを知らずに猫が近づいてやけどをしたり、リビングではストーブに近づきすぎてやけどをしてしまう可能性があります。
キッチンには入れないようにしたり、調理中は猫は別の部屋で過ごすようにしたり対策が必要です。
ヒーターにはガードをとりつけるなどしましょう。
3.フローリングでケガ
キッチンやリビングの床がフローリングだと、猫の足が滑ってしまうことがあります。滑ると足を捻挫したり骨折したり、足腰に負担がかかってしまいます。
ペットが滑りにくいワックスを使ったり、カーペットを敷いたりすることで、滑りにくくなります。
まとめ
キッチンやリビングには、猫が誤って飲み込んでしまうかもしれない物があります。目を離した瞬間や飼い主さんがいないときに口にしてしまう可能性もあるんです。
また、コンロやヒーターなどでやけどをしたり、床で滑ってケガをすることも考えられます。
猫がこれらのトラブルに巻き込まれないように、キッチンやリビングの片付けや物の管理の仕方、危ない箇所の見直しをしましょう。