1.基本的にほとんどの猫が必要
猫の毛は1年中抜けています。特に毛の生え変わる換毛期になるとその量が一気に増えるのです。抜け毛が多いと毛づくろいの際にたくさん飲み込んでしまい、嘔吐が増えてしまうかもしれません。
また溜まった毛をうまく体外に出せず、毛球症という病気になってしまうかもしれません。定期的にブラッシングをすることで防ぐことができるでしょう。長毛種は1日2回、短毛種は1日1回程度行ってあげてください。
猫は日々、自分で毛づくろいをすることで体をキレイに保っているので基本的にはシャンプーは必要ありません。ですが特に長毛種では抜け毛が増える換毛期だけ洗ってあげるとさっぱりします。愛猫が嫌がらない場合はシャンプーするのもよいでしょう。
2.アメリカンショートヘア
短毛種であるアメリカンショートヘアですが、意外にも抜け毛が多い猫種です。そのため、こまめなブラッシングが必要となります。猫の体に負担をかけないよう、しっかりと行ってあげてください。
猫の毛の生え方には「シングルコート」と「ダブルコート」があります。稀に「トリプルコート」の猫もいるようですがかなりレアなのでここでは説明を割愛します。
アメリカンショートヘアは外側の毛と内側の2種類の毛が生えているダブルコートです。換毛期になると特に内側の毛がごっそり抜けるため、抜け毛が多くなります。しっかりと抜け毛対策を行っていきましょう。
なおシングルコートとは外側の被毛しかないパターンで、抜け毛が少ないといわれています。シャムやシンガプーラ、バーミーズなどがシングルコートの猫種です。
3.ノルウェージャンフォレストキャット
もふもふの毛が特徴的なノルウェージャンフォレストキャットも抜け毛が多いです。寒い地域の猫なので、体温を保つためにかなり密な被毛が生えています。毛玉が出来やすいのでお手入れは必須です。
日々のブラッシングに加えて食物繊維を与えるのも有効と言われており、キャットフードの中にはそういった毛玉ケアのフードもあります。食物繊維は体内の被毛を排泄物と一緒に出すのをサポートしてくれるのでうまく使っていくとよいでしょう。
4.ペルシャ
代表的な長毛猫であるペルシャは、その優雅な被毛が特徴の1つです。豊かなもふもふに憧れを抱く人も多いでしょう。
ペルシャはダブルコートです。また毛が長いため毎日のブラッシングは欠かせません。
また、毛づくろいによってたくさんの被毛を飲み込む可能性があるので、ペルシャを飼う場合は被毛のケアが不可欠だと覚悟しておかなければいけません。
5.エキゾチックショートヘア
ペルシャの優雅さとアメリカンショートヘアの快活さを持つエキゾチックショートヘア。前述したダブルコートのため、やはり抜け毛が多いです。
夏は涼しくするためにスッキリとした被毛になります。冬は寒くないようにボリュームがアップするのです。そのため、換毛期には特に抜け毛が増えます。
抜け毛ケアが必須な猫種です。
まとめ
ほとんどの猫は抜け毛対策が必要です。毎日抜けているため、できれば1日に1回はブラッシングをして取り除いてあげるとよいでしょう。そうすれば愛猫とのスキンシップになるだけではなく、毛玉や毛球症の予防にも繋がります。