猫を飼うなら1頭?多頭?それぞれのメリット・デメリットを解説!

猫を飼うなら1頭?多頭?それぞれのメリット・デメリットを解説!

猫と暮らすなら1匹のみ?それとも賑やかな多頭飼育がいいの?それには猫側と人間側、それぞれにメリット・デメリットが存在します。今回は両者の良い面と、微妙な面を詳しく解説いたします!

「1頭飼育」のココがいい!メリットとは?

遊ぶ猫

猫1匹のみの生活には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

縄張りが侵されない

寝転がる猫

猫側の1番のメリットは、他の猫に縄張りを取られないことでしょう。元々単独生活を送ってきた動物なので、縄張りは重要です。

誰にも邪魔されない1匹の生活は、案外気楽なものなのです。

飼い主さんを独り占めできる

じゃれる猫

他に猫がいない場合、飼い主さんを独り占めすることができます。甘えたいときに甘えられ、一緒に眠るときもベストポジションを確保することができます。

コストが1匹分で済む

お金を集める猫

猫の飼育費用は、生涯で(15年と見積もって)約240万円ほどかかります。健康状態によってはもっと高額になることもありえるでしょう。

多頭飼育となると、この金額×猫の頭数が目安になります。猫の数が多いほど、経済的にはやりくりが大変になるのは事実です。

そう考えると、金銭的には1頭飼育のほうが負担が少ないといえるでしょう。

ちょっと心配…「1頭飼育」のデメリット

退屈そうな猫

猫の習性上、1匹の生活は快適なように思えますよね。でも、必ずしもそうとは限りません。デメリットを見ていきましょう。

甘えっ子にはちょっぴり寂しいときも…

覗き込む猫

猫にも個性があり、中にはかなり甘えっ子な猫もいます。留守番時間が長いと、ひとりで過ごす時間も長くなります。

寂しいあまり体調を崩してしまったり、望まないイタズラをしてしまうことがあります。性格によっては、仲間がいるほうが安心できることもあるのです。

ペットロスが心配

虹と猫

どれほど愛情を注いでも、必ずお別れの日はやってきます。1匹の猫を我が子のように思う気持ちが強すぎると、ペットロスが重くなってしまうかもしれません。

多頭飼育ならば寂しくないということはありませんが、残された子を気遣うことがペットロスの症状を和らげるきっかけに繋がります。

賑やかで楽しい!?「多頭飼育」のメリット

集まる猫たち

多頭飼育は賑やかで楽しそうなイメージがありますよね?実際にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

運動不足を補える

ジャンプする猫

猫同士では、人間には困難な上下運動や追いかけっこを楽しむことができます。だから、多頭飼育では運動不足を補うことができるのです。

さらに、遊び相手がいることで留守番の寂しさもカバーすることができます。甘えっ子には適した環境です。

飼い主さんの負担が減る

シンクロする猫

猫同士で楽しく過ごしてくれるということは、飼い主さんへの依存度が減少します。在宅ワークの邪魔をされる、寂しくてイタズラが増えるなどの負担が軽減するでしょう。

とはいえ、適度に遊んであげることも大切です。

やっぱり大変!?「多頭飼育」のデメリット

喧嘩する猫

多頭飼育は金銭的な負担がかかります。これはデメリットのひとつでしょう。他にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

相性の問題

仲良しの猫

猫は個性豊かな動物です。だから相性の見極めが重要になります。

比較的子猫同士は相性が良く、未去勢のオス同士は縄張意識の関係で相性が悪いといわれています。メス同士はオスほどではないものの、微妙な空気感が漂うことがあります。

オスとメスのペアは相性が良い反面、繁殖を望まないのであれば必ず不妊手術をしなければなりません。

多頭飼育を視野に入れている場合は、例えば子猫のうちから2匹受け入れると仲良くしてくれる可能性が高くなります。特に実のきょうだいは相性が良い傾向にあります。

食事やトイレの管理が難しい

猫のご飯タイム

猫の数が多いと、食事やトイレの管理が難しくなります。誰がどのくらい食べたのか、横取りはしていないか、誰の排泄物なのかなど確認することが増えるでしょう。

また、療法食を必要とする猫は、ケージの中で食べさせるなどの工夫も必要になります。

多頭飼育では、個々の健康管理に気をつけなければなりません。

まとめ

並ぶ猫

基本的に猫が多頭飼育を強く望むことはありませんが、相性が良ければ苦にならずに共存することができます。

1頭飼育・多頭飼育共に、メリットとデメリットを理解したうえで検討してみてください。

尚、多頭飼育を望む場合は、幼いうちから多頭飼育にすることで仲良くなりやすいでしょう。きょうだいの猫の里子などを候補にしてみると良いかもしれません。

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