1.構いすぎ
飼い主さんになでてもらったり、抱っこしてもらうのは嬉しくても、ずっと構われるのは嫌だと猫が感じているかもしれません。
また、猫もひとりになりたいと思うときがあるようです。ひとりでリラックスできないほど構われることが多いと、猫が飼い主さんに甘えることが少なくなる可能性があります。
ごはんを食べているとき、毛づくろいをしているとき、遊んでいるとき、リラックスして寝そべっているときなどは構わないようにしてあげましょう。
2.甘えるのを控えている
新入り猫を迎えたり飼い主さんが出産したときなどは、新入り猫や赤ちゃんのお世話をする時間が増えてしまう場合がありますよね。
そんな飼い主さんの様子を見て、先住猫が甘えるのを控えてしまうことがあります。多頭飼育では他の猫が近くにいると甘えない猫もいるんです。
猫とふたりだけになれる時間を作って、声をかけたりなでたり飼い主さんから猫へ愛情を伝えてあげましょう。
猫によっては家の中で自分の縄張りとしている場所じゃないと甘えない場合もあります。猫が落ち着ける場所を選んであげましょう。
また、甘えるのを控えているように見えても、飼い主さんにサインを送っている場合があります。甘噛み、喉をゴロゴロ鳴らす、体を擦りつけてくる、しっぽを立てて近づいてくるなどサインを見逃さないようにしましょう。
3.猫が苦手なものがある
猫は大きな音や大きな動き、強いにおいなど苦手なものがあります。そういった環境では警戒して飼い主さんに甘えるどころではなくなってしまいます。
猫には高めの小さな声で話し、静かな動作で接するようにしたり、タバコ、香水、強いにおいの柔軟剤は控えたりしましょう。
4.暑い
飼い主さんに甘えたくても、暑いときは今までのように甘えてこないこともあります。
特に夏は飼い主さんの膝の上に乗ったり、一緒の布団で寝たりして甘えるのは猫も暑いためしなくなることが多いです。
我が家の猫も冬は布団の上で私に寄りかかって寝てくれますが、夏はそうやって甘えなくなってしまいます。
猫が甘えて来ないのは寂しいですが、冬まで我慢しましょう。
ただし、室内が暑すぎないように猫が快適な温度に調整するといつものように甘えてくれるかもしれません。
5.信頼関係が悪くなった
猫が甘えるのは、飼い主さんを信頼したり母猫のように思ったりしているからです。その関係が崩れてしまうと甘えてくれなくなります。
普段のお世話が適切に行われていない、猫が嫌がるなで方や抱っこをする、怒鳴ったり叩いたりするしつけをしていると猫が安心できないため甘えなくなってしまうでしょう。
猫に信頼してもらうには、ごはんを与えたり、トイレをきれいに保ったり猫の要求に応えることが必要です。
また、猫が安心するなで方や、抱っこの仕方もマスターしましょう。
まとめ
猫が甘えてこないときは、飼い主さんの接し方、飼い主さんとの関係に変化があった、猫が苦手とする状況や環境になっていることが原因の場合があります。
もともとの性格から甘えようとしない猫もいますが、猫に甘えてもらえるように、接し方や環境について見直してみましょう。