猫が攻撃的になる理由
![怒る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/4/9a6ad5c18c80ed8f51a6b40b761ce92f.jpg)
猫が攻撃的になることは、珍しいことではありません。初めて見ると「怖い」と感じるかもしれませんが、理由もなく暴れることはないので、必ず理由があるはずです。
主な理由をご紹介いたします。
八つ当たり
![猫の喧嘩](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/679b319f3bcaeee536a87eae12a41075.jpg)
猫は突然の物音や、背後からのちょっかいが苦手です。これらに驚くと、心臓が飛び出しそうなほどビックリするのです。
そこで高ぶった感情を落ち着かせるために、無関係な相手に対して八つ当たりをすることがあります。物音と同時に突然の猫パンチが飛んできたら、まさにこれだと思ってください。
ちなみに、八つ当たりの対象は人間だけではありません。同居動物もとばっちりを受けることがあります。
遊びが本気モードに
![遊ぶ猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/8/e1ae8c2729269c1162cb8f22c3918184.jpg)
家猫にも野生の本能は残っています。狩りの真似事である遊びから、本気モードのスイッチが入ってしまうことがあります。
手や足で遊んでいる最中に本気になられては、怪我をしてしまいます。日頃からおもちゃで遊ぶ癖をつけておくと良いでしょう。
抱っこされたくない
![イカ耳の猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/4/83c002713e405953eda72d0af163357f.jpg)
猫は拘束されることが苦手です。抱っこは嫌なことの代表のようなものでしょう。(中には抱っこ好きな猫もいます)
嫌なことをされそうになると、咄嗟に攻撃してしまうことがあります。これは自分自身の身を守るための行動です。
運動不足になっている
![寝転がる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/1/58813618021e88c2e698dd5110af354c.jpg)
運動量が足りないと、深夜にドタバタと走り回ることがあります。いわゆる夜の運動会です。
これを防ぐには、活発になる夕方以降で積極的に遊ぶ時間を作ることが有効です。
病気の可能性も
![カラーを巻く猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/095523d29b8c55d9ec7f90159bbae50b.jpg)
ずっと穏やかな性格だった愛猫が、急に攻撃的になった場合は少し注意が必要です。まずは、ここまで紹介してきた4つの理由がないか、思い出してみてください。
特に思い当たる節がなく、怒りっぽいことが増えているようであれば病気を疑いましょう。脳神経系の病気があると、攻撃的になることがあります。
気になることがあれば診察を受けてみてください。
攻撃モードに突入したら気をつけること
![鳴く猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/5/c5d8db9ce9ae08362a256da42b1d214d.jpg)
攻撃モードのスイッチがONになったら、まずは冷静になりましょう。焦らなければ、いつかは落ち着きます。
ここでは、猫が攻撃的になっているときに注意してほしいことと、上手な気の逸らし方を3つご紹介いたします。
1.目線を合わせない
![喧嘩する猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/5becd947f2605960938a90f6808ebf45.jpg)
猫を直視する行為は、ケンカを売る意味が込められています。たとえ飼い主さんでも、野生のスイッチが入っている最中は目を合わせはいけません。
猫は目を逸らした相手に本気で襲いかかることはありません。不安でも、目を合わせないことが大切です。
2.大声を出さない
![隠れる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/b4a2b1735d0f7fba65e92e514defd506.jpg)
野生の本能むき出しな猫は、猫好きでも恐怖を感じるものです。思わず声を上げたくなりますが、ぐっと堪えましょう。
大きな声を出してしまうと、猫がよりパニックになり収拾がつかなくなります。威嚇していると誤解される可能性もあるため、静かにしましょう。
3.その場を離れる
![歩く猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/58faa7df80aa93810b7ba541b52a9d91.jpg)
猫がイライラしているときは、その場から離れることも重要です。目を合わせないようにして、静かに立ち去ります。
離れる際は、身を小さくして四つん這いになりましょう。話しかけることもNGです。黙って去るしかありません。
もし手元におもちゃがあれば、投げて気をそらすことも有効でしょう。普段の遊びとは違うので、気を引こうとしてはいけません。
まとめ
![威嚇する猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/adfc1365c01809efa6402baaaeef0af9.jpg)
猫は野性的なところがありますが、いつも仲良くしている飼い主さんに対しては理由もなく攻撃することはありません。必ず何かしらの事情があります。
そして1度スイッチが入ると、勝手に落ち着くまでは何もしてあげることができません。そっとその場を離れて見守りましょう。
猫が嫌がることを無理強いしない、驚かせないように気をつけるなど、いくつか予防策があるので意識してみてください。
稀に脳の病院が潜んでいることがあります。怒りやすい以外にも歩き方に違和感がある場合や、食欲に異変を感じたら、動物病院で相談してみてください。