1.猫に嫌われる
敵に襲われることなく室内で生活をする猫は、1日に16時間ほど寝て過ごします。
安心して寝ていられたのに、引っ越し、工事の音、来客、雷などいつもと違う状況になり、猫がいつものように眠れなくなってしまうこともありますよね。
しかし、猫が眠れない状況を作っているのが飼い主さんだと思いこんでいたり、実際に飼い主さんが猫をかまいすぎて眠れなかったりすると、猫が飼い主さんから逃げたり、怒ったりしてしまうかもしれません。
工事など、どうすることもできないこともありますが、猫が寝ているときはなでたりせずに、寝顔を見て可愛さを楽しむようにしましょう。
2.成長を妨げる
人間と比べると寝ている時間が長い猫ですが、子猫の睡眠時間はもっと長いです。
生後半年くらいまでは、1日20時間ほど寝るとされています。子猫が眠っている間に成長ホルモンが分泌されたり、新しい神経が作られたりと、睡眠はとても大事なのです。
子猫が睡眠を妨害されると、発育が遅れたり、病気にかかりやすくなったりしてしまうかもしれません。子猫の成長のために、寝ている子猫はそっとしておいてあげましょう。
3.ストレスで体調不良になる
猫が睡眠を邪魔されることが続くと、人間と同じようにストレスを感じます。
毎日の生活リズムが崩れてしまうこともあり、いつもより元気がない、食欲がない、下痢や便秘など、体調にも影響が出てくるでしょう。
1日経っても何も食べない、水も飲まない場合は動物病院を受診しましょう。
4.ストレス行動が出る
眠りを邪魔され続けストレスを感じると、やがて行動にも変化が出てきます。
過剰な毛づくろいをするようになり、脱毛、皮膚炎などが起きてしまいます。猫にとって毛づくろいは被毛のお手入れだけではなく、気持ちを落ち着かせるための行為でもあるのです。
飼い主さんが見ていないところで毛づくろいをしていて、すぐに気が付けない場合もあるので、毛玉を吐いたり、うんちに毛玉が混じっていたりすることが多くなっていないかチェックしましょう。
過剰な毛づくろい以外では、家の中のパトロールやおもちゃで遊ぶことをせずぼーっとしている、攻撃的になる、鳴くなどの行動が見られる場合があります。
まとめ
猫の睡眠を邪魔してしまうと、飼い主さんに対して機嫌が悪くなってしまったり、ストレスによる体調不良や異常な行動が見られたりします。
子猫の場合、発育が遅れてしまう可能性もあります。
猫がよく眠れるように、静かな環境や猫が好む寝床を用意して、かまいすぎないようにしてあげましょう。