猫にOKなフルーツと危険なフルーツ
猫にフルーツを食べさせても大丈夫なのでしょうか?今回は少量であれば食べられるものと、絶対にNGなものをご紹介いたします。
1.バナナ:OK
価格が安く、季節を問わず手に入れやすいバナナ。バナナには食物繊維が豊富なので、胃腸を整えてくれる作用を持っています。
必ず皮を剥き、すり潰すか細かく刻んで与えましょう。ただしカロリーが高いので、時々おやつに取り入れる程度に留めておいてください。
2.りんご:OK
りんごに含まれるいくつかの有機酸は、便秘を予防する効果があります。実の部分のみであれば、猫も食べることができます。
リンゴを好むようであれば、細かく切って与えてください。ただし、リンが豊富に含まれているので、既に尿路結石を患っている猫は控えるようにしてください。
3.スイカ:OK
スイカのほとんどは水分なので、猫でも食べやすい果物です。種は取り除き、小さじ1杯程度であれば一緒に食べられます。(塩はNG)
ただし、スイカにはカリウムが多く含まれているので、腎臓や心臓に疾患のある猫は食べられません。さらに、ミネラルに制限のある尿路結石を患う猫も食べることができません。また水分が多いので、下痢などを起こす可能性もありますので注意しましょう。
4.ぶどう:NG
ぶどうは、猫が食べてしまうと急性腎不全を引き起こす可能性があります。原因となる成分は現在調査中です。研究途中ですが、危険を伴うものは食べないに越したことはないでしょう。
尚、ぶどうの加工品であるレーズンも危険が及ぶ可能性があります。猫が口にしないように気をつけましょう。
5.アボカド:NG
アボカドもフルーツの仲間であり、猫には危険な食べ物です。
アボカドには「ペルシン」という殺菌作用のある毒素が含まれています。これが、猫には中毒を引き起こします。ちなみに人間には無害です。
特に日本で流通しているアボカドは、ペルシンの含有量が多い品種になるので注意が必要です。観葉植物としても気をつけなければなりません。葉や種も、猫には有害です。
アレルギーに気をつけて!
比較的安全に食べられる果物でも、猫によってはアレルギーを起こす場合があります。元々アレルギー体質であれば、控えることも検討してください。
そして、食後に異変があれば迷わず診察を受けましょう。
まとめ
メジャーな果物の中から、猫も一緒に食べられるものと、危険なものを紹介させていただきました。
食べ過ぎには気をつけなければなりませんが、愛猫がフルーツ好きであれば一緒に食べることも楽しそうですね。
命に関わるほど危険なものは、猫が興味を持たないように注意してください。