猫の顔つきを変える生活習慣
よく「生活が顔に出る」と言いますよね。実は、猫にもそのような現象が起こります。
ここでは、人相ならぬ猫相が変わる生活習慣を3つ紹介いたします。
1.食事
栄養バランスの整ったフードを毎日食べられる家猫は、毛艶も良く穏やかな顔立ちになります。
一方で、地域猫活動が盛んでない地域に住む野良猫たちは痩せこけた顔立ちになってしまいます。さらに、わずかな食べ物をめぐる争いも起こるので、常に必死な表情になりがちです。
2.被毛の手入れ
人間が毎日身なりを整えるように、猫も被毛のお手入れが欠かせません。基本的にはセルフで整えていますが、特に長毛種は飼い主さんのお手伝いが必要です。
お手入れが行き届いた猫は、健康的なイメージが強くなります。逆に野良猫は、被毛が汚れやすい環境にいるので、どうしても毛がバサバサしてしまいます。
人間に例えるなら、顔色の良さに違いが出てくるようなイメージかもしれません。
3.ストレス
日常的にストレスを抱えていると、自ずと険しい表情が目立つようになってしまいます。
少し意外に思うかもしれませんが、人間家族が不仲になると猫の様子に異変が生じます。ギクシャクした雰囲気が不安を駆り立てるのです。
物悲しい顔をするだけではなく、体調を崩したり、今までしなかったイタズラをしてしまうこともあります。
いつも幸せそうな「福相」にするには?
一緒に暮らす愛猫には、幸せそうな福相であってほしいですよね?穏やかな顔立ちになる要素をあげてみます。
優しく話しかける
人馴れした猫にとって、優しい声は安心感につながります。幼い子どもに話しかけるように、猫にも声をかけてあげてください。
ほめる
猫も褒められるのは大好きです。具体的に「可愛いね」「いい子だね」などと褒めてあげてください。
頻繁に聞く言葉は、音や雰囲気から漠然と意味を理解することができます。褒められることを目的に何かをすることはありませんが、表情は優しくなります。
家猫が「貧相」になってしまう要因
家猫なのにも関わらず、貧相になってしまうのには、次のような要因が絡んでいる可能性があります。
飼い主さんが怒ってばかりいる
飼い主さんがいつもカリカリと怒ってばかりいると、猫の目つきが変わってしまいます。猫は元々つり気味な目をしていますが、さらにつり上がった目になってしまいます。
虐待されている
本来は絶対に許されない行為ですが、猫を取り巻く環境にも虐待は存在します。
暴力はもちろん、言葉の暴力も猫の心に大きなダメージを与えます。日常的に虐待されている猫は、常に怯えた表情をしています。そして、瞳に輝きがなくなってしまいます。
同居動物との折り合いが悪い
同居動物との折り合いが悪いと、まるで野生で生きる猫のように必死な形相になります。立場の弱い猫は常に不安で、貧相な印象が強くなってしまいます。
まとめ
落ち着いた環境で生きる猫の表情は穏やかに、不安に駆られる環境では怯えた表情が当たり前になってしまいます。生活環境は、猫の顔つきを良くも悪くも変えてしまうのです。
せっかく猫と暮らすのであれば、幸せそうな表情が続くように心がけたいですね。飼い主さん自身が笑顔でいて、優しく接してあげることが「福相」を招くことでしょう。