猫に近づいてはいけないシーン
猫と接しているとわかってくるのですが、タイミングが大切な生き物です。
同じ行動でもタイミングが悪い時にやってしまうと機嫌が悪くなってしまったり、信頼関係を壊してしまうきっかけにもなります。
そこが難しいところではあるのですが、ある程度目安がありますので飼い主は知っておくと今後の関係が築きやすくなると思われます。
ここでは「このシーンの時には猫に近づいてはいけない」という状況を説明して行きますので、是非知らないことがないかチェックしてみて下さい。
1.威嚇をしている時
「シャー!」や「ウゥー!」と威嚇している時は、基本的に近づいてはいけません。
どんなに大好きな飼い主が相手でもこの状況では、猫は少しパニックを起こしている状態です。
嫌なことがあってとにかく近づいて欲しくない、この状況が終わって欲しいと強く願っている状態ですので、落ち着かせようと近づいたり、撫でようとしたりすると逆効果になります。
まずは一旦その行動を止めて時間をおいてから、愛猫に接するようにしましょう。そうすると先ほどのことがなかったかのように普通に接してくれます。
基本的に猫は人間よりも気持ちの切り替えが上手ですので、時間をおいてあげれば元通りになります。
これは野生の世界では狩りをして生活をしていたのですが、そこで身についた技術です。
狩りは成功よりも失敗の方が多いです。その度に失敗を引きずっていたら次の獲物も逃してしまいますので、いつしか上手に気持ちの切り替えができるようになっていったのです。
その心理を利用して、猫から威嚇されたら時間を置いてあげましょう。
2.寝ている時
愛猫がうとうとと静かに眠っている時、つい可愛らしくて飼い主の中には触ってしまうかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし寝ている時は、基本的にそっとしておくと信頼してもらいやすくなります。
睡眠は猫の本能の一つであり、その行動をしている時には邪魔しないようにしてあげると、ストレスが少なくて済みます。
邪魔されたと猫が感じてしまうと、その時点でイライラし始める子もいますので注意しましょう。
3.トイレに入っている時
人間と同じで、猫もトイレに入っている時に構われるとストレスになります。
トイレは野生の世界の中でも一番狙われやすい状況と言われており、室内とは言え猫も警戒しながらトイレをしようとしています。
その状況で近づいてしまうと、猫にとっては落ち着かない状況となります。終わるまで待ちましょう。
まとめ
猫の目線に立ってみると、人間と似通った部分もあるなぁと感じました。
人間でも嫌なことは一緒ですので、そこは生活する上で配慮するようにしましょう。