1.においや音
アロマオイル、香水、タバコ、強いにおいの柔軟剤など、猫が不快に感じるにおいがし続けている環境は猫にとってストレスです。
猫の体内に取り込まれると健康に悪影響となるものもあるんです。
また、猫は大きい音も苦手です。花火の音に驚いて隠れてしまう猫もいます。
猫は静かな環境が安心します。猫トイレや食事場所は静かになるようにしてあげましょう。
2.引っ越しなど生活環境が変わることが多い
猫はいつもの環境が変わることに敏感です。引っ越しや模様替えが多いと落ち着かず、不安になるかもしれません。
ストレスで体調不良になったり、過剰な毛づくろいをするようになったりする猫もいます。
引っ越しや模様替えをしても、猫用品はなるべく今まで使っていた物を引き続き使うようにすると、自分のにおいがして安心します。
3.猫のお世話が行き届いていない
猫が気持ちよく生活できない環境は、不安になってしまいます。ごはんの時間がバラバラ、トイレが清潔じゃない、爪とぎができない、などです。
ごはんの時間が決まっていないと、次はいつ食べられるのかわからず不安になってしまいます。
トイレに行きたくても汚れていると猫は我慢してしまい、病気になったり、トイレ以外の場所で排泄をするようになったりしてしまいます。
また、爪とぎは爪のお手入れや、マーキング、気持ちを落ち着かせるという大切な目的があります。
規則正しい生活、こまめにトイレの掃除をする、猫が好む爪とぎを用意するなどして猫が安心できる環境作りをしましょう。
4.運動不足
室内で生活する猫は、運動不足になりやすいです。猫はもともと狩りをする生き物なので、体を動かせないのはストレスや不安の原因となってしまうかもしれません。
飼い主さんがおもちゃを使って猫と遊ぶ時間を設けたり、キャットタワーや高さのある家具を使って上下に運動できるようにしてあげましょう。
5.同居ペットとの相性が悪い
「1匹でいるよりも仲間がいた方が寂しくない、退屈しない」と思って新たに猫を迎えたり、他の動物を迎えたりしても、猫にとってはストレスや不安の原因になってしまう可能性があります。
自分の縄張りに知らない猫が入ってくることに猫は大きな不安を感じるでしょう。猫の性格によっては仲良くできる場合もありますが、不安やストレスで病気になったり、ケガをするほどのケンカになってしまったりする場合もあります。
猫の性格をよく考えた上で新たにペットを迎えるかを検討し、もし相性が悪い場合はスペース分けをして飼育することも考えましょう。
まとめ
気ままに自由に過ごしているように見える猫ですが、環境の変化に敏感な生き物です。
強いにおいや大きな音がする、引っ越しが多い、同居猫との相性が悪いなどの環境は、猫が大きな不安を感じたりストレスとなったりしてしまいます。
猫という生き物について理解を深めたり、愛猫の性格をより理解するなどして、快適な環境を作ってあげたいですよね。