猫が『イカ耳』になるときの気持ち4選

猫が『イカ耳』になるときの気持ち4選

筋肉が発達している猫の耳は、様々な方向へ動かすことができます。その耳が、横にピンと張って、上から見るとまるでイカのよう。この耳の状態を「イカ耳」と呼びます。イカ耳のときの猫は、どんな気持ちなのでしょうか?

1.警戒している

イカ耳で上を向いている猫の顏のアップ

猫がイカ耳になるのは、周囲の音をよく聞こうとしているとき。危険を感じて、聞き耳を立て、警戒している状態といえます。周囲の状況を見極めて、いつでも逃げられる体制を取っているのです。このときは、キョロキョロと辺りを伺っていることが多く、耳は横向きに倒れているでしょう。

このような状態の猫は、触ろうとすると威嚇してくることが多いので、そっとしておいてあげて下さいね。イカ耳がかわいいからと撫でようとすると、引っ掻かれてしまうかも知れません。

2.興味がある

イカ耳の猫の顏の正面

同じく聞き耳を立てているときでも、こちらは何かに興味を持ったとき。危険を察知したわけではなく、気になるものがあるときです。

聞き慣れない物音がして、その音が何であるかを耳で確認しようとしています。この状態のときの猫は音に集中しており、瞳孔が開き気味で、興奮していることが多いです。耳は後方に、やや立ち気味になっています。

3.イライラしている

威嚇して向き合う2匹の猫

不満を抱えていてイライラしている状態のときも、イカ耳になることがあります。このときは不機嫌そうな様子を見せることが多いです。ストレスを抱えているなら、その原因を取り除いてあげましょう。

他の猫などに対して威嚇しているときも、背中の毛を逆立てると同時にイカ耳になります。瞳孔は狭く、歯を剝き出しています。

横に張ったイカ耳が、伏せ気味の場合は、怖いものがあるときです。このときは、体も縮めています。

4.甘えている

猫の首を撫でる人の手

猫がイカ耳になるのは聞き耳を立てたり怒っているときばかりではありません。甘えたいときもイカ耳になるのです。このときはゴロゴロ喉を鳴らしたり、体をこすりつけてきたりします。撫でてもらうと、気持ちよさそうに耳を寝かせます。リラックスして自然に力が抜けた状態です。

まとめ

ブラッシングしてもらいイカ耳になっている猫

聴力にすぐれた猫は、人間には聞き取れない音も聞くことができます。そのため、飼い主さんにはわからなくても、聞き耳を立ててイカ耳になるのですね。

自由に動かせる猫の耳は、感情も表しているので、猫の耳を見ることで猫の気持ちを確認しやすいといえるでしょう。イカ耳になっているときは、いくつかの感情のパターンがありますが、仕草や体勢で猫がどんな気持ちでいるのかがわかると思います。

これを生かすことによって、猫とのよいコミュニケーションが取れそうですね。

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