国によってさまざま!?猫の神様を紹介!
猫は昔から人間の近くで生きてきた生き物であり、人間と一緒に暮らしながら、食料を狙う生き物を捕獲したり、絹を作るのに欠かせない蚕を外敵から守ってきました。
そのため、猫に恩を感じている人たちは世界中にいるのです。そんな猫へのありがたい気持ちから、猫の神様を崇拝している国や地域もあります。
日本も含め、世界にはどのような猫神様がいるのか、さっそく見ていきましょう!
1.バステト神
「バステト神」は、エジプトの神様です。エジプト神話に登場する女神で、猫の姿で描かれているものもあれば、頭の部分は猫で体は人間の姿…といった形態で描かれているものもあります。
「猫の神様」といわれて「バステト神」を思い浮かべる人は多いと思いのではないでしょうか。
バステト神は「穏やかな性格の神様」として描かれており、古代から人間にとって猫は危害のない心安らぐ生き物として扱われていたことが伝わってきますね!
2.シアナ
「シアナ」は、ブラジル神話に登場する猫の神様です。ジャガーと人間の間に生まれてきた神様といわれています。
しかし、姿は人間ではなく、猫の形をしているようです。また、ブラジルの原住民である「ジュルナ族の祖先の神様」としても知られています。
3.日本にもたくさんいる!猫の神様たち
日本国内にも、猫を神様として祀っている神社やお寺が全国にたくさんあります。
例えば、招き猫の発祥の地といわれている今戸神社では、招き猫がたくさん置いてあり「猫の姿の人形を売ると幸せが訪れる」と信じられています。
「招き猫を見たことがない日本人はいない」といっても過言ではないくらい、日本では招き猫はとっても有名ですよね。招き猫の人間や、招き猫のデザインが入った小物をお土産として買っていく外国人観光客も多いので、いまや世界で知られる有名な猫の神様のひとつといえるでしょう。
また、猫島として知られる宮城県の田代島には、猫を神様として祀っている「猫神社」がありますし、猫の長寿祈願のスポットとして有名な「仙巌園猫神社」では、島津の当主の島津義弘の愛猫が祀られています。
まとめ
今日のねこちゃんより:杏(あん)ちゃん♀ / 6歳 / 茶トラ / 4.2kg
日本だけでなく、世界中で愛されている猫たち。それぞれの地域の猫神様のルーツを知れば知るほど、昔の人が抱いていた「猫に対するありがたい気持ち」「愛しい気持ち」が伝わってきますね。
日本国内の猫を祀る神社やお寺では、かわいい猫のお土産などを置いているところもたくさんあるので、ぜひ興味のある人は猫の神様にご挨拶に行ってみてはいかがでしょうか。