猫が『干支』に入っていない3つの理由

猫が『干支』に入っていない3つの理由

猫は大昔から人間のペットとして飼われていた生き物のひとつです。それにも関わらず、人気のある動物たちが勢ぞろいしている「干支」では、なぜか猫は入っていませんよね。なぜ猫は干支の動物として仲間に入らなかったのか、その理由を本記事で解説していきたいと思います!

猫が干支の動物として入らなかった理由を解説!

お正月の飾り

干支の動物といえば「ネズミ、ウシ、トラ、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、トリ、イヌ、イノシシ」ですよね。

動物の中でも比較的ポピュラーな顔ぶれが揃っている干支ですが、その中になぜか猫が入っていません。

猫は古くからいる生き物なのに、なぜ干支の動物として入らなかったのか、その理由は諸説あります。今回はその中でも特に有名な3つの説を紹介していきます。

1.ネズミに騙されたから

干支の動物を決める際、お釈迦様が「元旦に私のところに来た『先着12匹の動物』を干支にする」と伝えました。

しかし、このお釈迦様からの情報を聞いたネズミは猫に対して、元旦ではなく「1月2日に来るように言ってた」と噓の情報を伝えてしまったのです。

その結果、猫は「先着12匹の動物」に入ることができず、干支の動物にしてもらえなかった…という説があります。干支の物語の中でも、この説はとても有名ですよね。

これがキッカケで猫はネズミのことを恨むようになり、それからというもの追いかけまわすようになった…という言い伝えも存在します。

2.お釈迦様が猫を「悪い生き物」だと思っていたから

お釈迦様がいた時代から、猫はネズミを追いかけまわす習性があったようで、一説によると「お釈迦様のもとに届ける薬を運んでいるネズミを、猫が食べてしまった」ともいわれています。

そのため、お釈迦様は猫に対してあまり良い印象を抱いておらず、干支の動物として猫を入れたくなかったから、猫以外の動物を指定した…という説もあるようです。

あくまで言い伝えなので本当にお釈迦様が猫を嫌っていたかどうかは不明ですが、「昔から猫とネズミは敵対していた」という点は恐らく事実でしょう。

3.当時そもそも猫があまり知られていなかったから

十二支が一番初めに作られたのは中国であり、それが日本に伝わった…という説もあります。

十二支が作られた当時の中国では、猫と人間が一緒に生活する事は珍しく、猫という動物自体あまり知られていなかったせいで、干支に入らなかったのでは?とも言われています。

まとめ

肉球を見せつける猫

猫が干支に入らなかった理由は諸説ありますが、さまざまな説において「ネズミ」が絡んでいる点は、かなり興味深いといえるでしょう。

猫好きな人にとって「猫年」がないのはちょっと寂しいかもしれませんが、あえて猫をイメージした年賀状や猫モチーフのお正月の飾りを用意してみるのも面白いかもしれませんよ!

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