愛猫の健康チェック
愛猫の健康を管理するにあたり、医者並みの知識があれば心強いですが、そうでない人も多くいます。
そのような状況でも病気から愛猫を守るために、飼い主はスキンシップを通して簡単な健康チェックをしてしまうことが有効です。
猫は「健康なフリが得意な生き物」です。毎日一緒に過ごしている飼い主が健康をチェックしてあげないと、猫はずっと隠そうとしてしまいます。
毎日のチェックを通していつもと違う様子が見られることがあれば、少し注意しましょう。今回は観察するためにもどこにポイントを置いてすべきかをまとめましたので、どこからチェックしようか悩む方はぜひ参考にして下さい。
1.不自然な膨らみがないかを確認する
猫を仰向けにして抱っこしてみましょう。苦手な子も多いですが、そのままお腹のあたりを触って、不自然なシコリや膨らみがないかをチェックしましょう。
前脚の付け根から下腹部にかけて、ゆっくりと触っていきます。ふわふわな愛猫の毛も触ることができてうっとりしてしまいますが、その部分に膨らみがある場合、病気の可能性が出てきます。
避妊をしていないメスの場合は「子宮蓄膿症」の疑いや、腹水が溜まっている可能性があります。他にも尿が出なくて膀胱がカチカチになっていたり、便秘気味でお腹が張っている場合もあります。お腹を触られることが嫌いな猫も多いので、なるべくさっと済ませてあげるように飼い主は注意しましょう。
2.皮膚のポチッとした感覚があるかどうか
同じ場所に膨らみではなく、ポチッとした感触がある場合があります。ふわっと触っていて一点だけそのような場所があると、飼い主も何だろう?と感じると思います。この場合、皮膚炎による発疹やかさぶたなどができている可能性があります。
本来は触ればわかることなのですが、毎日触ってチェックしておかないといつもとの違いがわからないので、飼い主が判断を誤ってしまう可能性があります。さらに、まだ動物病院へ連れて行かなくてもいいかと思い、病気の発見が遅れてしまう事があります。
日ごろのスキンシップを通して、猫の皮膚の状態を把握しておきましょう。
3.嫌がったり、鳴いている
毎日抱っこしていても大人しいのに、急に嫌がるようになったり、鳴いて抗議するような仕草が見られたら、もしかしたら飼い主が触っている場所が痛いのかもしれません。
関節の痛みや外傷の可能性、何らかの原因で内臓が炎症を起こしている場合もあります。その場合はいつもの様子と違うはずですので、飼い主はその症状が見られた日をしっかりメモしておき、動物病院のお医者さんにきちんと説明できるようにしておきましょう。
まとめ
猫は言葉が話せない分、飼い主がいつもと違う様子から病院へ連れて行くかどうかを判断しなくてはいけません。
判断を間違えないようにするためにも、日々のスキンシップを大切にしましょう。