1.フードに混ぜて食べさせる
フードに薬をそのまま混ぜてもあまり食べてくれないのは、
- ニオイが違う
- 味が変
- 舌触りが悪い
のが理由です。もし砕いていい薬なら、グッズを使って錠剤を小さくしてみませんか?カットや粉砕には
- ピルカッター(錠剤を分割する)
- ピルクラッシャー(錠剤を砕く)
- ミニすり鉢(砕くから粉まで)
が便利です。
2.混ぜてダメなら丸めてみよう
フードに混ぜるのに失敗した時は、投薬用のペーストを試してみましょう。
「投薬用ペースト」は薬をくるんでお薬感を消すための商品です。美味しい味と香りがするので、フードに乗せるかそのままお口にポイします。また粘土のような感触なので、散らばりやすい粉薬を練り込んでまとめるのも得意です。
動物病院やネットで買うのが手っ取り早いのですが、もし今!ということならドライフードをすり潰し、水やスープで練れば似たようなものが作れます。
3.液状にして飲ませてみる
「シリンジ(注射器の本体)」や「スポイト」も便利です。
まずスープや少し薄めたジェル状オヤツを用意します。それに粉薬や粉砕した錠剤を混ぜ込み、口の横から差し込んで飲ませるのです。
コツはむせないように少しずつ飲ませること。そして少しだけ濃いめにすることです。薄すぎれば薬が容器の中に残りますし、濃過ぎれば液体そのものが容器から出ていかなくなります。
4.グッズを使ってそのまま投薬!
錠剤やカプセルをそのまま飲ませたい場合には、注射器のような形の「ピルガン」がおすすめです。
使い方は先端に薬をはさんで猫の口に入れ、ピストンを押して薬を喉の奥に飛ばすだけ。薬の着地点が成功の可否を左右しますが、猫の奥歯より奥に薬が行けばまず成功です。そして直後に口をおさえれば99%飲み込んでくれますよ。
ただし薬を直接飲ませた後は、おやつやゼリーなどを必ずひと口ふた口食べさせましょう。これはご褒美と同時に、薬を確実に胃に到達させるため。万が一薬が食道に張り付けば、そこで炎症を起こさないとも限らないからです。
まとめ
今日のねこちゃんより:ぷりん♂ / 茶トラ / 2.2kg
個人的には、投薬最大のコツは、飼い主さんが笑いながら薬を飲ませることではないかと考えます。薬を吐かれて「薬を吐くのが世界一上手な猫ね!」と笑って褒める余裕があれば、上達は早いと思うのです。
しかし最初は誰でも苦労します。今は色々なグッズが楽に手に入るのですから、それを利用し気を楽にして頑張りましょう!