猫も冬支度!?行動の変化
猫は冬眠こそしませんが、冬になると行動に変化が見られます。とても些細なものですが、愛猫にも当てはまるものがあるかもしれません。
ここでは、冬に多い5つの行動をご紹介いたします。中には配慮が必要なものもあるので要チェックです。
1.スキンシップを多く求める
冬になると、愛猫がよく甘えてくると感じることはありませんか?猫も人恋しいのでしょうか?猫が冬に身を寄せてくるのは、暖を取ることが目的です。
猫同士でも身を寄せ合う「猫団子」というものがあります。これと同様の行動をとっています。少々残念な気がしますが、愛猫と触れ合える時間が増える良い機会とポジティブに受け止めましょう。
2.よく眠るようになる
寒い時期は、余計なエネルギー消費を抑えるためによく眠ります。成猫で14時間程度、子猫やシニアの猫は20時間程度になることもあります。
途中でトイレに行き、ご飯もよく食べてくれるようであれば問題ありません。安心して眠れるように、飼い主さんもまったり過ごしてみてはいかがでしょうか。
3.食欲が増す
秋から冬にかけて、猫は積極的に食べるようになります。これは、寒さに負けない体をつくる(脂肪を蓄える)本能的な行動です。
とはいえ、家猫はサバイバーではありません。要求されるがままに食べさせてしまうと肥満になってしまいます。
食事の量は変えずに、回数を細かく分けて食べさせると満足感を得られるでしょう。
4.水を飲む量が減る
猫は砂漠で生活してきた生き物なので、元々飲水量が少ない特徴があります。中でも冬場は、あまり水を飲まなくなってしまいます。
飲水量が減ることで、腎臓病や尿路結石などの病気が増えてしまいます。これらを防ぐためにも、積極的に水を飲んでもらいたいところです。
対策としては、次のような方法が効果的です。
- ぬるま湯にする
- ささみのゆで汁を混ぜる
- ウエットフードをトッピングする
- 微量のマタタビを混ぜる
5.ひなたを求める
猫はひなたぼっこをすることで、暖を取ることができることを本能的に知っています。よって、春よりもひなたを求める傾向にあります。
室内で陽の当たる場所といえば窓辺でしょう。施錠に注意すれば問題ありませんが、冷えのトラブルが付き物です。
出窓であればブランケットを1枚敷くと良いでしょう。さらに、陽の差し込む場所にキャットタワーを設置することも有効です。風邪をひかないように気をつけてください。
室内を暖めることも大切!
猫は自然な環境の中で暖を取る手段を知っています。しかし、人間が室内の温度を適切に保つ配慮も重要です。
猫が快適に過ごせる室温は28℃程度(子猫やシニアはもう少し高めでも良い)、湿度は50~60%程度になります。
猫が寒さを感じている見極めのポイントは、寝相にあります。丸くなって眠るようであれば室内が冷えている可能性が高いでしょう。俗にいう「アンモニャイト」という寝姿勢です。
まとめ
今日のねこちゃんより:もも♂ / 3歳 / キジシロ / 6kg
冬場の猫は、行動が穏やかになります。一緒にまったりと過ごすには絶好のチャンスです。
一方で、運動不足や肥満が懸念される時期でもあります。室温を適温に保ちながら、時々遊びにも誘いましょう。