猫の安心したい時の仕草
猫にクールなイメージを持たれている方が多いと思われますが、実は感情表現が豊かな生き物です。
猫は言葉ではなくボディランゲージで伝えますので、仕草の意味を覚えるとコミュニケーションをとることがよりたやすくなります。そのため、飼い主さんは一つずつ覚えていくことが大切です。
中でも、猫が安心したい時に飼い主さんがすぐ動けるようになれば、愛猫からの信頼度も増すと思われます。
ここではその効果を狙って、猫が安心したい時に見せる仕草を紹介しますので、もし見つけた場合はすぐに落ち着かせてあげるようにして下さい。
1.ウロウロする
愛猫がいつもよりもウロウロしている様子を見かけたのであれば、それは安心したいサインの一つです。
もともと猫は自分の縄張りを持ち、そこを日々パトロールする生き物です。何か異変はないか、侵入者はいないかをチェックしているのです。そして、自分のつけた匂いを見つけて安心しようとするのです。
家猫であれば、「縄張り」とは家の中を指します。家具にスリスリして匂いをつけたり、その中にいる飼い主さんも匂いをつける対象となります。
引っ越しや模様替えといった猫のストレスが積み重なると、安心するためにいつも以上にパトロールをしてしまい、それが飼い主さんにはウロウロしている姿として映るのです。
2.隠れる
警戒心の強い性格の猫であれば、飼い主さんの来客があっただけで隠れる猫もいます。これは来客を警戒して、安心できるまで隠れてやり過ごそうとしているのです。逆を言えば安心したら出てくるので、それまで少しピリピリしている状態です。
このような場合は考えなしに引きずり出しても、余計に怖がらせてしまいますので、出てくるまで待つか、もしくは来客のいる部屋とは違う部屋にあらかじめ行ってもらう、などと行った工夫が必要です。
3.鳴く
お留守番をさせた後に飼い主さんと会った際に、大きめな通る声で鳴く猫がいます。これは「一人で寂しかったよ」と訴えている場合があります。
飼い主さんから見れば会った時に鳴いたという認識ですが、多くの場合飼い主さんが不在の時から鳴いていて、母猫を呼ぶかのように訴えていることがあります。そんなときはしっかり甘えさせてあげて、留守番の後には必ず帰って来ることを覚えてもらいましょう。
まとめ
猫からの安心したい気持ちを敏感に察知することで、「この飼い主さんは分かってくれる」という認識をしてくれます。
今まで以上に信頼関係を築けますので、いつもと違う様子には注意しましょう。